太平洋戦争末期の沖縄戦で、最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園で

6月22日、沖縄全戦没者追悼式の前夜祭が開かれました。

 6月23日は、旧日本軍の組織的戦闘が終わったとされる「慰霊の日」で、

参列者は日米双方の戦没者計20万人以上を悼みました。

 沖縄戦は1945年3月26日に米軍が沖縄・慶良間諸島に上陸して始まり、

県民の4人に1人が犠牲になられた、とても残酷で痛ましい戦いです。

 

 国籍や軍民を問わず、戦没者の氏名を刻む公園内の石碑「平和の礎」には、

今年新たに365人の名前が刻まれています…

 

 戦没者の御霊を慰め、世界の恒久平和を願い、

鎮魂の火の献火と平和の鐘の献鐘、琉球古典音楽の献奏、琉球舞踊が奉納され、

78年前の二度と起こしてはならない戦いで散華された御霊に祈りを捧げ、

あらためて、平和な世界を後世に伝えたいと強く思いました。

会場を出たら、平和という文字が暗闇に浮かんでいて、胸が熱くなりました。