令和6年5月26日(日曜日)、朝から天気が良かったことから、相棒であるBMW G310GSともに、


北海道夕張市の「道の駅 夕張メロード」に立ち寄りました私は、夕張市内には鉄道の保存車両があると聞きつけ、夕張メロードを離脱し、G310GSで夕張市から旭川市をつなぐ国道452号線を旭川市方面へと走っておりましたら、


昭和62(1987)年7月22日、路線廃止に伴って廃駅されました三菱石炭鉱業 大夕張鉄道線 南大夕張駅の跡地活用の


南部列車公園 三菱大夕張鉄道車両保存地に辿り着きまして、


逸る気持ちを抑えつつ、まずはG310GSを公園内に駐輪いたしました。

(゚ロ゚;))((;゚ロ゚)ドキドキ

その上で保存車両に接近してみますと、


保存車両の先頭は、旧国鉄キ100形貨車に準じ、三菱石炭鉱業の改組前の組織となります三菱鉱業時代に自社発注された

三菱石炭鉱業
キ100形
キ1

という


単線用ラッセル式雪搔き車でありまして、


昭和15(1940)年、当時の"鉄道省苗穂工場"が製造を担当し、


平成19(2007)年、経済産業省により近代化産業遺産として認定されているそうです。

𝙎𝙐𝙂𝙊𝙄 (´⊙口⊙`) 

続いて、


キ1の次位に連結されておりました保存車両は、


大正2(1913)年、当時の"鉄道院大宮工場"が鉄道院基本形客車として製造の2等・食堂合造20m級木造3軸ボギー客車9215形 オロシ9216を種車とする

三菱石炭鉱業
スハニ1形
スハニ6

であり、昭和42(1967)年、三菱鉱業 美唄鉄道線から大夕張鉄道線に移籍してきた車両で、キ1と同時に経済産業省により近代化産業遺産として認定されておりまして、


車内には自由に入れましたが、「ハチに注意」との貼り紙にビビってしまい、車内はちょっとだけの見学にとどめてしまいました。

🐝( 'ω' 🐝 )ハニチャンッ!🐝( 'ω' 🐝 )ハニチャンッ!

スハニ6の次位に連結されておりました保存車両は、


スハニ6製造の7年前となる明治39(1906)年、当時の"逓信省鉄道作業局新橋工場"が製造したオネ7を種車とし、太平洋戦争後の急増した旅客需要に対応すべく、車体更新を受けた半鋼製2軸ボギー客車の元オハフ8857である

三菱石炭鉱業
オハ1形
オハ1

であり、昭和27(1952)年、三菱鉱業 大夕張鉄道線に移籍してきた車両で、キ1と同時に経済産業省により近代化産業遺産として認定されておりまして、車内には自由に入れましたが、ここにも「ハチに注意」との貼り紙があったことから、車内には入りませんでした。

((꜆꜄`•ω•)꜆꜄꜆ハチハチハチハチ

オハ1の次位に連結されておりました保存車両は、


昭和12(1937)年、三菱鉱業が日本車輌製造にナハ1として自社発注し、車体更新を受けた半鋼製2軸ボギー客車の

三菱石炭鉱業
ナハフ1形
ナハフ1

であり、キ1と同時に経済産業省により近代化産業遺産として認定されておりましたが、


こちらには立入禁止との貼り紙があったことから、車内には入れませんでした。

(´・ω・`)

ナハフ1の次位に連結されておりました保存車両は、


明治44(1911)年、当時の"汽車製造"が製造した24t積の石炭車オテセ9500形を種車とし、30t積へと改造を受けた元セキ1形 セキ118である

三菱石炭鉱業
セキ1形
セキ1

と、昭和9(1934)年、同じく"汽車製造"が製造した30t積の石炭車の元セキ1000形 セキ1217である

三菱石炭鉱業
セキ1000形
セキ2

の2両であり、昭和29(1954)年、旭川電気軌道から三菱鉱業 大夕張鉄道線に移籍してきた車両で、キ1と同時に経済産業省により近代化産業遺産として認定されておりましたが、


移籍後のセキ1・2については、自社線内での自己消費用石炭輸送やバラスト散布車両として使用され、出荷用石炭輸送は、国鉄からの乗り入れ石炭車で行われていたそうです。

ウン♪(*^-゚)/⌒☆゙

ちなみに、軌道モーターカーと軌道自転車も、保存されているようでしたが、この日の私はその存在に気付かず、スルーしてしまいましたが、


貴重な車両が保存されておりました場所こそ、南大夕張駅時代の1面2線島式ホームそのものであることには気付きまして、


南大夕張駅の駅名標や


上屋、


上屋に残されたスイッチを撮影いたしました。

パシャッ! Σp[【◎】]ω・´)

なお、セキ1・2の後方には、


呉羽自動車工業のモノコックボディを架装した昭和42(1967)年製の三菱ふそう MAR470が駐車されており、

平成14(2002)年に会社解散した美鉄バスの前身となる三菱鉱業バスが自社発注車両として導入されたバスで、


もちろん現役車両ではなく、三菱鉱業バス保存会の手によって保存されている車両でしたが、


驚くことに動態保存車両であるらしく、機会があれば、自走している姿を見てみたいと思いつつ、旧南大夕張駅跡での保存車両見学を終えたのでありました。