GWおわっちゃいましたね。

終わった途端に仕事が忙しくなり、ギャップに耐えかねてます。

今週はキツイ!


今年のGWは大きな予定もなく、お部屋の模様替えと近場でウロ

ウロ。

合間にBBQやピクニックを入れて、それはそれで楽しかった霧


映画は何本か見たけれど予想以上によかったのが『アーティスト』。


アカデミー賞を総なめにしたことで一気にメジャーになったこの映画。


その前のカンヌでもあまりの前評判の良さに急遽コンペティション部

門に格上げされ、結果ジャン・デュジャルダンが主演男優賞獲得。


これだけ宣伝されちゃうとかえってがっかりするんじゃないの?と

思っていたら、サイレントなんだけど完全なサイレントでもなく、不

議な感覚の映画で新鮮。

監督は相当サイレントの見せ方を研究した感じ。


しかもキャスティング抜群。

デュジャルダンは笑顔がステキで恰幅もよくこの時代の俳優役に

ぴったり。


サイレントの凋落とともに落ちていくヴァレンティンとは反対に、トーキ

ーで魅力をふりまきトップスターになっていくペピー役のベレニス・ベジョ。

アザナヴィシウス(何回聞いてもおぼえられない・・・)監督の奥様らし

いけど、この時代の女優の雰囲気をたっぷり見せてキュート合格


HAPPY LIBRARIAN 聖子のブログ -20120510_172302.jpg


最後まで支える運転手役にLAコンフィデンシャルのジェームズ・クロム

ウェル。

パルムドック賞に輝いた愛犬役のアギー。すごいのですよ、ワンちゃん。


一部音声が出るところがあってそれがまた効果的。普段の映画はこん

なにいろんな音が入ってるんだと改めて思いました。

ところでこの映画、NYでは食事つき映画館でも上映されていたそうです。

1920年代にはやったカクテルなどが出され雰囲気よかったらしい。

集中できなさそうだけど、たまにはいいな、そういうのもカクテルグラス

BUNKAMURAで上映中の『少年と自転車』をみました。


カンヌでグランプリをとった映画。

『息子のまなざし』のダルデンヌ兄弟の監督作。


親に見捨てられた少年シリルは、偶然知り合ったサマンサに週末

だけの里親を頼む。サマンサを困らせながらも心をひらき、人を信

じたり物事の善悪を学びながら成長していくというお話。


独身のサマンサだけどシリルに本気で対することで人を守ることの

責任と喜びを知っていく。

特に恋人に自分かこの子かと選択を迫られたとき、迷わずシリルを

選ぶ場面がいいです。


シリルが親に冷たくされ捨てられてもなおかつ信じようとする気持ち、

他の人は信じられず神経がむきだしになっているような傷つきやす

さがストレートに伝わってきてイタイくらい。


最後の最後まで生きづらさを感じさせる映画で辛いんだけど、一筋

見えてくるかな。


この映画のベースには日本での出来事がかかわっているんですっ

て。


監督が前作のプロモーションで来日したとき、女性の弁護士から

児童養護施設に預けられた子どもの話を聞いたらしい。


父親は迎えに来ると約束したが姿をみせなかった。子どもはそれ

も父を信じて屋根にのぼって父親が来るのを待っていたが、あると

屋根にのぼることも、親を待つこともやめ、それ以来誰のことも信じ

なくなった、という話。


そのイメージが頭の中にずっとあってこの映画になったとのこと。


映画を見ていると遠い国の出来事のようだけど、日本の子どもの話

ベースになっていると聞くと最近よく聞く虐待を思う。


楽しく子育てできる社会にするために何をしなくてはいけないのか、

里親制度の充実など、子どものいない人も含めて考えなくてはね・・・。


GWですね~。

今年は珍しくおおきな予定を入れていないのですが、「ちょこっと

お出かけ」をいろいろと楽しもうかな。


初っ端は久しぶりのプロ野球観戦でドームへ。


私は試合より雰囲気を楽しみたくて参加。

食べ物はおいしくないから持ち込みしたけど、ビールビールはやっぱり

現地調達でしょと思っていたら・・・。


知りませんでした、球場によってお値段が違っているのを。

ドームのビールって800円もする!これってどうなの?


プレミアムやヱビスも同じなのですが、それも謎だなと思ったら

コップが小さくなって実質値上げしたらしいんだけど、その分通常

お高いビールも同じ金額にしたんですって。

なんだかね~。


だからって6本パックを持ち込みした人が、入り口で全部コップに

開けさせられたという話には笑えました。


それにしてもスーツ姿で野次をとばしたり、本気で怒っているおじ

さんってなんだかかわいいよねWハート