ニューメキシコの赤茶けた大地に、ターコイズと共に暮らす、ナバホの人たち。
先祖代々の土地を守り、家族を守り、生きるために祈りを捧げながら、美の中を生きる人たちが、ナバホの人たち。
この大地を安らかにゆくだろう
美の中を旅するだろう
美の中を歩んでいくだろう
「美の中を歩く」昔からナバホの人たちが大切にしてきた祈りの言葉だそう。
すべてが祝福されている、調和こそが美しいのだそう。
わたしの前方ではすべてのものが美しい
わたしの背後ではすべてのものが美しい
わたしの頭上ではすべてのものが美しい
わたしの周囲ではすべてのものが美しい
「ナバホの祝福」
美の中を晴れやかにわたしは歩く
正面の美とともにわたしは歩く
背後の美とともにわたしは歩く
頭上の美とともにわたしは歩く
足下の美とともにわたしは歩く
わたしの歩みは美の中で終わる
荒涼たる景色の中で、歌声は祈りは谷を超えて、どこまでも響き渡っていた。