プロフィールにVAXED or UNVAXED? ワクチン接種の有無 | chopinのブログ

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若い人達に人気があるマッチングアプリ。出会い系アプリだけでなく、趣味が同じ仲間を探せたりする、今どきの大変便利なツールがあるんですね👍

英語版のアプリでは、自己紹介の項目にVAXED 或いは UNVAXED と表記する人が多いらしい。VAX は vaccination、つまりワクチンの事で、それを接種してます💉だとVAXED(vaccinated)、未接種だとUNVAXED(unvaccinated)となるわけです。

 

実は変な話、この線引きがかなり有用なフィルターになっているようです😆 似た価値観の人を見つけやすい、ということですね😂

 

2011年の福島原発からの放射性物質☠️と同じように、ここ2年以上続いているコロナウィルス👻?は、社会を分断する要因になっています。東日本大震災の時は、放射性物質の危険性をどう見るかで家族間でも分断があり、母子だけで福島から離れて暮らしたり、離婚につながったケースも聞きました。コロナも同じです。ワクチン接種を巡って意見の相違が明確になり、別れの原因になったケースを聞きます。

 

放射性物質やコロナは、どうもベーシックな価値観の違いを、浮き彫りにするようです。そして先程のアプリに戻りますが、プロフィールの接種情報で相手をフィルターすると、未接種者同士はどういうわけか(笑)フィーリングが合うらしい😃 マスコミの報道をそのままに受け入れない、自分で調べて考えて自分なりの判断を下す、自分の身体をリスクに晒さないなど、価値観のベースが似ているということらしいのです。ワクチン接種有無のフィルターを活用するなんて、現代のマッチング最先端の状況を呈している、という感じです。喜んでよいのか悲しんでよいのか、ですが。。。笑

 

そんな所にあり得ない記事が、「ヒドくないですか?」と送られてきました。sputnikという日本のニュースサイト(ロシアのニュースメディアの日本語版?)らしいのですが、全く非科学的な内容の情報を載せています。

 

 以下、ざっと要約してみました。

 

 

「米サウスアラバマ大学研究チームは、ナルシストとサイコパス(精神病質)は新型コロナウイルスワクチンを拒否する傾向が多々見られることを発見」 と🐴🦌じゃないの?笑い泣きというような研究結果を専門誌に載せた、と書いてあります。

 

 

~「ワクチン接種の希望と相関関係があるのが外向性、ナルシズム、サイコパシー、精神資産レベル、つまりどれだけ人物が楽観的で、信頼性があり、安定して、自己有益性に満ちているかであることがわかった。ナルシズムとサイコパスレベルが高ければ高いほど、ワクチン接種を希望しない可能性が高い」~      

 

だそう(笑) 始めの文は何言ってんだか解らないような文になっていますし爆  笑

 

 

因みにアメリカ🇺🇸のコロナワクチン接種率は約65%で、未接種者の人数は日本よりもはるかに多い。この日本のニュースサイトをそのまま信じてよいのか解らないので(すみません、疑り深くなってしまって😆笑) 取り敢えずサウスアラバマ大学が実際に発表した文献を見たいと思って辿り着きました!(笑) まずタイトルが日本版とニュアンスが違う。「新しい調査が、意識とワクチンへの躊躇の間にある意外な関連性を見出した」と書いてあります。(New research uncovers a surprising link between conscientiousness and vaccine hesitancy)

 

日本版は「ナルシズムとサイコパシー」「コロナワクチン接種拒否」と両者の間には「=イコール」と取れるような訳し方をしています。まるで、ワクチン拒否者は精神に異常をきたしている人、みたいな🤣 でもでも、原文はワクチン拒否というような強い語調でなく、「ワクチンへの躊躇」(いわゆるワクチンに対しての消極性、ですね)と言っています日本版の方は本文に入ると、ワクチン拒否者はサイコパス、とまで書いてあります(笑)🤪

 

英文本文を訳しますと。。。

「新しい研究は、ワクチン躊躇に繋がる精神病質傾向とナルシシズムを含む心理要因を明らかにした」から始まっています。そして、どういうタイプに人達がワクチンを支持、或いは反対する傾向にあるか、解ったことを「人格と個々人の相違」という業界誌に掲載している、と。マット・ハワードという医師は、接種を進んで受ける人達と、受けない決断をする人達の心理に興味を持った、と言っています。

 

この記事を要約すると。。。

~誠実性・外向性・ナルシシズム・精神病質性・前向きな心のエネルギーは、肯定的にも否定的にもワクチンへの不安に通じている。~ワクチンへの躊躇は、ワクチンは健康へのリスクがあるとか、ワクチンを必要とするまでもなく健康であるというような多面的な考えがある。この多面的考えが、前向きな心のエネルギーや外向性がよりワクチンを受け入れ、ナルシシズム、精神病質性、誠実性はより反ワクチンの思考や行動となる。~プラスの前向きな心のエネルギー、マイナスのナルシシズムと精神病質性、そして比較的中立な誠実性とか外向性と言った個々人の性格の相違がワクチンに対する見方と関連している。~意外なのは誠実性が際立ってワクチン躊躇と関連があることだ。誠実性とは、心の整理がきちんとできていたり自己鍛錬を表現している傾向にある。~

 

な〜んだ、最後はワクチン躊躇する要因は誠実性との関連がある、と書いてあるではないですかびっくりマーク 精神が秩序立って整理されている、自己鍛錬が出来ている、このことがワクチンを躊躇する要因になっているのでは?と。

 

この医師は、前向きな姿勢や外向性がワクチンの有効性を信用し、ナルシシズムや精神病質性が反社会的な目を持ち、ワクチン製造者への不信に繋がっている、と思っていたけれど、誠実性の高い人達はワクチンの代わりに、ソーシャルディスタンスなどの他の健康に繋がる行動を重視している。しかしもっと深い調査が必要だ、と言っています。(ソーシャルディスタンスが健康維持の一つの方法と考えていること自体疑問ですが 笑)

 

そしてコロナワクチンを拒否している人たちは、他の種類のワクチン接種にも消極的である、と(でしょうね、調査するまでもなさそうな結論ですが 笑)

 

結論は、コロナから発生した人々の感じ方は、パンデミックが収束しても、健康的な行動に影響を与えるかもしれない、というどうでも良いような(スミマセン😅)締めくくり方でした。大学ならもっと人類の発展に役立ちそうな重要な研究があるんじゃないの??と思ってしまいますが、こんな内容を都合の良い部分だけ(それも誤訳😣)、日本のニュースサイトが取り上げて掲載するなんて。。。

 

ちょっと呆れてしまった一件でしたえー

 

 

英語原稿の全文を添付してみたら、投稿が出来なくなってしまったので、諦めました。ご興味のある方は 、Eric W. Doran氏による2022年4月10日の記事を、New research uncovers a surprising link between conscientiousness and vaccine hesitancyという原題やサウスアラバマ大学などで検索されると閲覧できると思います。