「リスク≠損失」
正しいリスクとの向き合い方

 

 

 

今日もお疲れ様です!にっこり

 

投資にはよくリスク

という言葉が出てきますよね。

 

リスクと聞けば、

投資で発生する損失と思う人も

多いのではないでしょうか?うさぎ

 

実は投資においては、

必ずしもリスク=損失とは

かぎらないのです。

 

また、リスクを正しく理解すれば、

投資商品の値動きを予測することも

できるようになっちゃいます。

 

具体的にどういうことか、

以下順序で説明して

いこうと思います。

 

1. リスクって何?損失とどう違うの?

2. リスクの本質を理解するとできること

 

 

1. リスクって何?
   損失とどう違うの?

 

こう思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

確かに”リスク”という言葉自体は、

危険や損害を受ける可能性

といった意味をします。

 

しかし、投資に関する業界では

少し意味合いが異なり、

持っている投資資産の

価格振れ幅の目安を指す

不確実性を意味します。

 

不確実の度合い(振れ幅)が

大きいことを「リスクが大きい」、

小さいことを「リスクが小さい」といいます。

 

つまり、「リスクが大きい」とは、

大きく収益が得られるかもしれないし、

大きく損失が出るかもしれないという意味です。

 

出典:https://www.jsda.or.jp/jikan/lesson3/

 

 

また、一般にリスクとリターンは比例します。

各金融商品のリスクとリターンを

まとめた図があるのでこちらを見てみましょう。

出典:https://www.jsda.or.jp/jikan/lesson3/

 

ここで覚えておきたいポイントとしては、

リスクが高い商品の順は

以下であるということです。

株式→投資信託→債券→預貯金

 

投資信託は株式や債券など、

それぞれ扱っている商品が異なるので、

一概に順位付けはできませんが、

ハイリスクな商品であればハイリターン

ローリスクな商品であればローリターン

ということを覚えておきましょう。

 

 

2. リスクの本質を
    理解するとできること

 

 

前項で説明してました

リスクという考えを使うと、

投資商品の大まかな値動きが

客観的に予測できちゃうんです。

 

この項では数字と統計学を使って

リスクへの理解を深めてみましょう。

 

具体的にどのように予測できるか、

以下状況を想定した例で考えてみます。

・1万円の商品を1年間運用する

・平均リターンは3%

・リスク(※)は年率4%

※リスクは統計学上標準偏差

  という数値で取り扱われます。

  以下よりリスク=標準偏差とします

 

平均リターンの値と、値動きを計算してみます。

想定される値動きの最大値・最小値は、

それぞれ以下のように計算されます。

■平均リターン:商品の元金(円)×運用年数(年)×平均リターン(%)

             =10,000円×1年×3%

                 =10,000×1×0.03

                 =300(円)

   元金と合わせると、10,300円になります。

■値動き(最大値):商品の元金×運用年数(年)×(平均リターン+標準偏差)(%)

                       =10,000円×1年×(3%+4%)

                       =10,000円×1年×7%

                       =10,000×1×0.07

                       =700(円)

 元金と合わせると、10,700円になります。

■値動き(最大値):商品の元金×運用年数(年)×(平均リターン-標準偏差)(%)

                       =10,000円×1年×(3%-4%)

                       =10,000円×1年×-1%

                       =10,000×1×-0.01

                       =-100(円)

 元金と合わせると、9,900円になります。

 

この平均リターン・値動きを図にまとめてみると以下になります。

この資産は、

1年間で概ねプラス7%から

マイナス1%に収まるような値動きをした

ということが分かります。

https://www.higobank.co.jp/individual/save/investment/beginners/risk.html

 

おおむねとは、約68.3%を指し、

この値は統計学上計算されている値です。

(詳細は割愛しますが、興味のある方は第1標準偏差で調べてみてください)

 

ある投資商品が

どのような値動きをするか

計算できましたよね?

 

少し難しい式が多いですが、

リスクを理解していると

投資商品の大まかな値動きを把握できる

という点を理解いただければと思います。

 

 

まとめ

 

今回のまとめになります。

 

1.リスクって何?損失とどう違うの?

→リスクは不確実性を示すこともある

 金融商品によってリスクは異なる

 リスクとリターンは比例する

 

2.リスクを理解するとできること

 →投資商品の大まかな値動きを理解できるようになる

 

今回はリスクに関する説明がメインでしたが、

リスクの本質とは別に各商品のリスクを

正しく理解して自分にあった

投資をおこなっていくことが重要です。

 

自分に合った投資を見極めるために、

リスクの多寡に応じて

どのような投資があるか

ご紹介していこうと思いますニコニコ

 

ということで、

次回以降2回に分けて

リスク抑え目投資・リスク高め投資

それぞれの特徴と向く人

について書いていきますね!

 

投資であなたの生活が

明るいものとなりますように。

 

これから投資を始めたい20代30代のための

あやしくない!安心堅実マネー&ライフプランナー 

くまころ