今日もお疲れ様です!

 

これから投資を始めたい20代30代のための

あやしくない!安心堅実マネー&ライフプランナー 

くまころです。

 

新NISA制度が2024年から

始まろうとしていますね。

 

世間的にはNISAや投資が推奨される中、

そもそもなぜNISAを始めるべきなのか

わからない方もいらっしゃるのではないかと思います。

 

ということで、

今日はなぜNISAが推奨されているか、

お話ししたいと思います。

 

NISAを今始めることが推奨されているのは、

以下3つの理由からです。

 1. 老後及び将来の資金不足に備えるため

 2. インフレ、物価高から資産を守るため

 3.実質的な節税政策であるため

それぞれの理由について説明していきます。

 

1.    老後及び将来の資金不足に備えるため

 

1つ目の理由は老後及び将来の資金不足に備えるためです。

この理由については、皆さんもよく聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

現在老後2000万円問題も

よくニュースに上がりますよね。

老後に必要なお金は人それぞれですが、

数千万円単位にのぼることは確実です。

 

以下のような状況でかんたんにシュミレーションしてみましょう。

・60歳で退職、85歳まで生きる想定

・生活費…15万円/月

・医療費…2万円/月

・雑費…5万円/月

=15 + 2 + 5

=22万円/月

60歳で定年退職して85歳まで生きるので年数としては25年。

月額で必要な費用の合計が22万円。

これを合計すると、以下のような計算式になります。

22(万円/1か月あたりの生活費)×12(か月)×25(年)=6600万円

 

それぞれの健康のご事情や、病気などによる

突発的な出費などを想定すると、

これより少ない額で足りる方も、

多い額が必要な方もいらっしゃるでしょう。

 

年金で賄える部分もあるかとは思いますが、

自分に必要な生活費の額だけもらえるとは限りません。

 

なので、

年金だけでなく自分で資産を築いてくことが

必要不可欠な状態になっています。

 

資産を築くといっても銀行にお金を預けるだけでは

お金は増えてくれません。

 

現在では、銀行の一般的な普通預金の利息、

定期預金の利息は0.001~0.002%程度です。

 

端的に言うと、

10万分の1程度の利息しか付かない

ということですね。

 

例えば、100万円のお金を預けても

年に10円~20円程度の利息しか付かないことになります。

 

更に、そのうちの20%は税金で引かれるため、

実質的な利息は10円にも満たない額になります。

 

一方、

NISAを通じて資産形成を行えば、

銀行よりも多い利率で資産運用することが

見込めます。

 

更に、投資の利益には非課税になるので、

そのまま利益を受け取ることができます。

 

なので、銀行にお金を預けるよりも

投資にお金を通じて増やしていく、、

そんな取り組みを後押ししているのがNISA制度なのです。

 

2. インフレ、物価高から資産を守るため

 

2つ目の理由はインフレ・物価高から資産を守るためです。

金利の低下に加えて、

インフレ・物価高でお金の価値は

日々目減りしています。

 

よく以下のような生活品の値上がのニュースを見ることはないでしょうか?

こういった物価上昇のニュースは

物価の上昇率と同じ水準で

手元のお金の価値が減っていることを意味します。

 

もっと簡単に、以下のようなケースを想定してみましょう。

・1000円手元に持っている

・頑張ったご褒美に300円のコンビニスイーツを買っている

・このコンビニスイーツが350円に値上がりした

物価上昇前後での手持ち金を比べてみましょう。

 

~物価上昇前~

購入前の手持ち:1000円

コンビニスイーツ:300円

購入後の手持ち:700円

 

~物価上昇後~

購入後の手持ち:1000円

コンビニスイーツ:350円

購入後の手持ち:650円

 

仮にこのコンビニスイーツが350円まで値上がりしたとすると、

手元に残るお金は50円減っていますよね?

 

これはすなわち物価上昇の幅だけ、

手持ちのお金の価値が減っているということになるのです。

 

NISAは物価上昇率よりも多い利率で

資産運用することでインフレ・物価高への対策になるのです。

 

3. 実質的な節税措置であるため

 

3つ目の理由は実質的な

減税措置であるためです。

 

こちらは少し発展的かつ

予想も入った論点になります。

 

通常投資を行うと、

投資の運用益に対して、20%の税金がかかります。

その税金がかからないのがNISAです。

 

“利益に対する税金が免除される”

これはよく言われるNISAのメリットですが、

具体的にどのようなイメージとなるか見ていきましょう。

 

例えば。。株とNISAそれぞれで

100万円に対して5%の運用収益が出たとします。

 

株とNISAそれぞれの

運用収益

課税金額

手元に残る利益

は以下の通りです。

 

〜株〜

運用収益・・・元の金額×運用収益(=今回は5%)

=100万円×5%=5万円

課税金額(※)・・・運用収益×20%

=5万円×20%=1万円

   ※投資の運用益には、20%税金がかかります

手元に残る利益・・・運用収益-課税金額

=5万円-1万円=4万円

 

〜NISA〜

運用収益・・・元の金額×運用収益(=今回は5%)

=100万円×5%=5万円

課税金額(※)・・・0円

手元に残る利益・・・運用収益-課税金額

=5万円-1万円=4万円

 

今回の場合は、1万円を税金として

支払う必要がなくなったことが

おわかりになったでしょうか?

 

私たちにとっては、1万円得したことになりますが、

政府にとっては本来税収として得るはずだった

1万円を取り逃がしたことになります。

 

今回は簡単な数字で計算したため、

金額も小さいため

あまりイメージがつきにくいかもしれません。

 

ですが、今回のNISA制度改正に伴い、

1人あたりの非課税金額が増えたため、

本来税収として見込めるはずだった金額は

相当なものになります。

 

政府は

本来税収として得るはずの金額を

どうやって賄うでしょうか?

 

予想される手立てとしては、

別の分野で課税を強化すること

となります。

 

仮に課税が強化された場合、

NISAを利用しなければ

実質的に強化された課税分のみ

負担がかかってくることになります。

 

すなわち、

NISAが間接的な節税措置となりうるのです。

 

今回のまとめになります。

 

NISAが現在推奨される理由としては、

以下3点の理由からになります。

 1. 老後及び将来の資金不足に備えるため

 2. インフレ、物価高から資産を守るため

 3.実質的な節税政策であるため

 

ご自身の将来のために

NISAを始められようと検討されている方の

参考になれば嬉しいですおねがい

 

次回は、

NISAを始める前に忘れがちなやっておくべきこと

について書いていきますね!

 

投資であなたの生活が

明るいものとなりますように。

 

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