21日に投開票された名古屋市長選挙で、河村たかし氏(現)が3選を果たしました。

ネット選挙は7月の参議院選挙から適用になりますが、
最近のスマホ所有者やSNS(Twitter/Facebook等)の普及で、
多くの有権者が、市長候補者の情報をネットで共有したようです。

ところが、調べによると、ネット選挙で恩恵を受けたのは、
知名度抜群の河村たかし(現)のみ。
街のあちこちで街頭演説する「有名人」を見たことに嬉しさを覚えた
SNSユーザーが、その思いをつぶやくのです。

選挙期間中の14日昼から20日昼までの1週間に、
ツイッターの検索機能で各候補者の名前が
どれだけつぶやかれていたかを調べたところ、
河村たかし氏は1027件に及んだ。
これに対して、新顔の藤沢忠将(ただまさ)氏は45件、
同じく新顔の柴田民雄氏は28件だった【朝日新聞】



今注目を集めているネット選挙。
まだまだ「インターネットで投票できるの?」と勘違いする人も多いようです。

そして、注目すべきは「投票率」。
この名古屋市長選挙の投票率は、
前回2011年より14・79ポイント低い39・35%
結局、SNSで注目を集めることが直接「投票に行く」という行動に結びつきにくいようです。

ネット選挙はあくまで「ツール」の一つに過ぎません。
有権者にとって、本当に魅力的な候補者、魅力的な政策、そして信頼・期待できる実行力。


私たち政治家に求められているものは、非常に高いと感じます。


【朝日新聞デジタル】
http://www.asahi.com/politics/update/0424/NGY201304230020.html

【YOMIURI ONLINE】
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20130421-OYT1T00556.htm