なにか新しいことを体験したい!
…って思っていても、選択肢として頭の中に出てこない事をやるのは不可能ですよね。
だからこそ、友達の好きな事・やりたい事に便乗してみるのが大好きだったりします
先日は、人生初の歌舞伎を観に歌舞伎座へ連れて行ってもらいました
事の発端は #読ぞう で江戸川乱歩の人間椅子を紹介したことだったかな?
友達が興味湧いたみたいで読んでくれたんですよね
江戸川乱歩の本も、歌舞伎とは違うけど昔言葉がいっぱい出るし。
乱歩の得意とする怪談的なゾッとするお話は、歌舞伎にもいっぱい演目があるみたいで。
それで「さえちゃん、歌舞伎って興味ないかな?」って聞いてくれたのがキッカケ
正直、歌舞伎というものに対して興味あるもないも全く知識がなく。観たからといって興味が湧くか湧かないかももちろんわからなく。
『知らないことは体験したい!』というただ一点のみを理由に、連れて行って!ってお願いしました
はじめての歌舞伎座。
一度建物を直しているので、かなり綺麗でした。直す前も見たかったなぁ。
この和風な建物の後ろに、でっかいビルが建ってるんですよ。
伝統と近代建築の融合。不思議な光景。
わたしが観たのは2部の一幕『修禅寺物語』と二幕『歌舞伎座捕物帖』。
写真撮り忘れたんだけど、イヤホンのレンタルがありまして。
片耳に付けておいて、歌舞伎を観ながらイヤホンで解説を聞くことができます。
なので、歌舞伎特有の言葉まわしがわからなくても大丈夫!
わたしが観た演目は初心者向けというか、多分わかりやすいストーリーだったので解説なくても大丈夫でした。途中でイヤホン外してお芝居に集中してました(笑)
まずは一幕『修禅寺物語』。
面(おもて)作り師の夜叉王が源頼家より依頼された面を作ったところから始まるこの物語は、夜叉王と気位が高い娘・桂の、それぞれの信念のお話でした。
面作りとは、依頼者の顔そのまま写し取ったかのような生きたお面を作ること。
まさしく職人として生きる夜叉王と、公家に召しかかえられ出世することを夢見る桂。
その2人の思いに源頼家、北条が絡み合い、悲劇を紡いでいきます。
詳しくは歌舞伎演目案内へ。
恐らく大多数の人はこの物語のラストに狂気を感じるのではないかなと思います。
役者、職人、クリエイターの人あたりは、少なからず共感してしまうんじゃないかな?
わたしは後者でした(笑)
さて。歌舞伎は幕と幕の間に休憩があります。
その間に中をうろうろして、お土産とか歌舞伎グッズとかを買うんですね
わたしはおつまみスナックを!
因みに。
歌舞伎の幕と幕の間に食べるお弁当のことを『幕の内弁当』と言うそうですよ!
これは友達に教えてもらいましたこれが幕の内弁当の由来なんですねぇ。
次はこの合間に幕の内弁当食べたいですねぇ
そして休憩が終わったら次の演目。
二幕『歌舞伎座捕物帖』です。
これは良い感じのあらすじを見つけられなかったのでリンク貼れないのが悔やまれます
簡単に言うと「えっ…わたしの思ってた歌舞伎と違う…(笑)」です。
いきなりスクリーン出てきて映像と共に映画の告知みたいなナレーション流れるし、歌舞伎の昔言葉というよりほぼ江戸っ子言葉だし、横文字普通に喋ってるし、空中から登場するし、お客さん参加型だし、分岐あるし、どう見ても幸子だし…。なんだろ。てんやわんやなコメディでした(笑)
弥次さんと喜多さんがアルバイトしている歌舞伎座、義経千本桜の稽古中に起こった殺人事件。
ミスばかりしていた2人が疑われます。その濡れ衣を晴らすために頑張る…っていうのが、何となくのストーリーなんですが。。。
なんかもう全てのインパクトが凄すぎて、何から説明すれば良いのかわかんない…(笑)
1番印象に残ったのは静御前役の坂東巳之助さんが、見た目は静御前で見惚れる程の美しさなのにドスの効いた男声で怒鳴っていて。
綺麗なんだかカッコいいんだか感情が迷子になったことですかね(笑)
素敵すぎて歌舞伎の推しは巳之助さんから入ることにしました。
はじめての歌舞伎はほんとに楽しくて。
あっという間の1日でした
誘ってくれた友達に感謝だし、また行きたいです
良い席で観ようと思ったら確かにお高い歌舞伎ですが、休憩中に3階席からちらっと覗いてみた感じだと後ろの席からでも問題なく楽しめそうでしたし、それなら3000円くらいで観れちゃうそうなので意外とリーズナブル!
まだ1人で行く勇気は持てませんが、友達と一緒に何度か連れて行ってもらって、いずれ1人で行ってみたいなぁ
歌舞伎の後は歩いて行ける距離にあったので、銀座シックスに行ってみました!!!
なんかもうブルジョアな雰囲気にびびりすぎて全く写真撮ってないんですが、終始そわそわしてました(笑)
唯一寛げるというか、落ち着く筈の本屋さんまで洒落乙すぎて普通の小説とかを見つけられずさ迷いました(笑)
さんざんウロウロして、ちょっと前に読んだ本の続編を見つけたのでそれを1冊だけ購入。
完全に場違いなのはわかってたんだけど、折角来たんだし…!ってことで、ご飯を食べることに。
あああああああ…、黒毛和牛のすき焼き鍋膳です
迷って迷って我らの手が届くお値段のご飯をやっと見つけました。
それでも奮発した(笑)
お肉いっぱい…すんごく美味しかった…
美味しすぎて語彙が溶けました。
ずっと、あぁー…うわあぁ…って言ってました(笑)
海老しんじょと茄子のはさみ揚げです。
これも、さくっふわぁ…って感じで口の中で解けて最高のお味でした
なんという贅沢…。
はじめてのことは冒険がいっぱい!
とにかく新鮮でワクワクしたし、いっぱいインプットできました
さえぞ