自分の片顔の痛みが三叉神経痛と疑ってから直ぐにMRIを備えている脳神経外科を検索した。
なんだ、職場の前のビルにあった🏢
幸いコロナ禍でも予約なく診察を受け付けてくれる。
初めてのMRI、ほんとに煩いのね
診察室に入ると先生が画像をみながら
『うん、三叉神経痛に間違いなさそうだね』
(恐らくそうだろうと察していたけれどハッキリ告げられると辛い、、)
『ん?んん??〇〇神経だなぁ、、』
(ぇ?先生今なんて??
そのマズイぞ的な顔はなに??)
『ま、リリカだしておくから飲んでみて』
(リリカは他の疼痛で服用したことがあったけど
ぇ?ネットでテグレトールがよく効くって書いてあったけど出してくれないの??)
心の声が通じてか
『テグレトールは薬疹が出るから(出さない)』
(いやいや、まだ薬疹出てませんけど)
結果リリカは効いてピタリとビリビリ感が一時的に無くなった。(ヤッホー)
調子にのった私は朝晩2回の薬を勝手に1回に減らした。
すると洗顔中に物凄いビリビリ感に襲われた。
ビリビリというより、悪魔が私の顔の中の神経をぎゅーっと握り潰しているような 痙攣のような止まらない激しい痛み
自分に「落ち着け落ち着け」って言い聞かせて
頬に手を当ててみたり、鏡の前で口元をそっと動かそうと試みけれど激しい痛みは治らず
数十秒だったかもしれないけれど(数分には感じたんだけれど)痙攣が治るのをただただじっと痛みを堪えて待つしかできなかった。
恐るべし三叉神経痛
通院を重ねるようになり、先生に思い切ってテグレトール(カルバマゼピン)をお願いしてみた。
『うん、いいよ。テグレトールが効けば三叉神経痛に間違いないだろうしね』
(なんだ早く言えばよかった)
ところがテグレトールはいつもの処方箋薬局では手に入らなかった。
あの頃、原材料の不足だか製薬会社のトラブルだかで色んな薬が供給不足になっていて、5軒めの薬局でやっと2週間分だけ手に入ったっけ。
そんなテグレトール(100mg)は、始めは少々のふらつきを感じたけれどリリカよりグッと効いた感触があった。
朝晩の服用で、普通に痛みなく生活ができるようになり、一生この薬を服用してたら三叉神経痛は治るのかなぁ?って能天気な気分になった
その後もテグレトールはなんとか入手できたけれど、もし災害や有事で薬が入手困難になったらと想像すると恐ろしくて、受診はいつも早め早めに出掛けた。
急に大声をだしたり激しく頭を振ったり、急な動作は激痛を誘発すると気付いていたから
テンション低めに生活するよう心掛けた。
可笑しいこともバカ笑いは避けた。
それでもまた痛みが時々出るようになり、テグレトールの服用は1日3回になった。
テグレトールが切れたら大変なことになるから、薬はいつも必ず余分に持ち歩いた。
職場のロッカーにも車の中にも常備しておいた。
夕方になると薬のせいか仕事の疲れのせいか、うたた寝が頻繁になった
驚いたことにうたた寝から目が覚めると周りは黄色く見えた。
黄色いセロファンから覗いたような、壁紙もテーブルも主人も黄色く見えた
ん?あれあれ?と思っている一瞬のうちに直ぐにいつもの色に戻って見えるようになるけれど
眼科にも通院していたから先生に聞いてみた。
眼科の先生はいつも細々としたごにょごにょした喋り方だったから、案の定何を言っているのかわからなかった。
『心配ないでしょう』だけが聞き取れたからよしと思うことにした。要は加齢もひとつの原因なのかしら?
(ひまわり🌻のゴッホは黄視症だったとか⁇)
夜は眠くなるし、夜中寝ているときは痛まないので必然的に早寝になった。
不眠が多い私にとってテグレトールは、痛みは抑えてくれるしよく眠れるしで好都合な薬だった。
雨の中のミニバラ
緑の風さんの手術は無事に終わったでしょうか、、