人生も40年を過ぎてくると、アチコチ本当に体が痛い。
常に自分自身のメンテナンスを行わないと、無理が出来なくなるし、そもそも無理なんて出来ない。
よく落ちる。よく躓く。意味もなくガクッとなる。
でもしかし、カラダは衰えても、頭は絶好調というアンバランスに苦しむ。
確実に言えるのは、若い時よりも経験値は増えて、考えた時間は蓄積されているので、明らかに頭という閉ざされた空間で出てくる発想は、若いときよりもずっと面白い。
40も過ぎれば家庭も持つようになるし、異性問題は若いときよりも色々と複雑になるが、それでも妻も含め、異性にハッとすることがないなんてことはない。
若い連中はよく勘違いするが、年老いても、キレイな異性にはハッとする。
だが、そんなに多いわけではない。
では、好きになった異性を含め、自分の呼吸も忘れてしまうほどにハッとする瞬間は、トータルでいかほどになっているのか。
そう考えてみると、思春期も含めて、10分あるかないかだと思う。
人生40年を過ぎているのに、ハッとする瞬間は10分。
ウルトラマンが地球で3分戦う方がズッとズッと長いのだ。
1年を分にすると、525,600分。
それを40年とすると、21,024,000分。
そのわずか10分。
その位、異性にハッとするのは許して欲しいよね。うん。
ハッとする瞬間は、やはり対面でしか起きない。
ライブ配信や、映像コンテンツ、音声配信などでは、やはり呼吸を忘れる程にハッとすることはない。
やはり対面で、実際に同じ空間にいないと、その感覚に襲われることはない。
ハッとする瞬間とはなんぞや?
それはback numberの歌詞に出てくるような瞬間。
「たかが知人Bにむけられた、笑顔があれならもう、恐ろしい人だ。」
その瞬間である。
いつも思うが、それは万人に受けるような、誰が見ても綺麗な人に限った話でなんかない。
一番の問題は、それが自分にとってオンリーワンの恐ろしい人であることが問題なのだ。
本当にハッとする瞬間は、自分の中でしかわからない。
だから女性の皆さんは、自分が綺麗じゃないから関係ないとか絶対に思わない方がいい。
息も忘れるほどハッとする瞬間はどの男にだって出現するし、それは共通の綺麗に対するものではなくて、あなたという唯一無二の存在に対するハッとする瞬間なのだ。
自分の好みに合った人なら、必ずハッとする瞬間はやってくる。
多くはないけど…。
だからこそ、その瞬間を大切にしたいと思うけど、やっぱり年齢と共にそれは減っていく。
でも、40過ぎると、そのハッとする瞬間の大きさが違うんだよね。少ない分。
思春期のハッとがロケットランチャーなら、初老は核爆弾くらいの勢いがあるんよ。
もう命が危険になってしまうほどの衝撃。
息をするのも忘れるんじゃくて、忘れちゃうの。
「おぉ、やべぇマジか…。」
ってなるんです。
冒頭の話になってしまうけど、それこそ、頭は思春期よりも冴えているからね。
久々にハッとする瞬間に出会ってみたいものだ。
更に記録を伸ばすために。