妄想しています
閲覧ご注意下さい












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僕の固く 結ば れた唇に

先生の柔らかな唇が

ちょっとだけ触れる






ちょっとだけ触れて



すぐに離れて



先生の目を見つめる










「先生………



…………



「僕……先生が好き」



…………



「大好き」



…………



「亡くなった恋人の代わりでもいいから



…………



「先生……、僕を好きでいて」



「二……………










もう一度先生の唇に

キスをする




今度は少しだけ

唇を前にチュッと出して


柔らかな唇にして

先生の柔らかな唇に 触れる







静寂な部屋の中に

小さく小さく小さく小さく

チュッて音が聞こえて

途端に恥ずかしくなって離れた







僕が離れてもなお

先生は微動だに動かなくて


驚いているような

困っているような

よくわからない顔で

僕の事を見てる









「先生、僕教室に戻るね、また後でね」









そう言い残して

美術準備室のドアを開け

先生の方に振り返って

軽く会釈をして

ドアを閉めた






ドアが閉まるその瞬間


先生が少しだけ

こっちを見た気がした