妄想しています
閲覧ご注意ください
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母さんが泣くのを
生まれて初めて見た
そして寡黙な父さんが
声を荒げて怒るのを
初めて見た
途中から何を言われているのか
全く耳に入ってこなくなって
ただただ目の前の2人の姿を
黙って見るだけだった
俺は自分の運命を
自分で変えることができない
できることは
したいことは
あいつを全力で守ってやりたい
ただそれだけで
でもしらを切れない
決定的なものを見せられて
俺の浅はかさを呪って
あいつの笑顔が
頭をよぎった
ナメてたな
婚約者さん…
下の名前ですら
今母さんの口から聞いて
そうだっけって思ったくらいで
そういえば
最後に会話したのはいつか
それすらわからなくて…
彼女も結局そこらへんの
女の子達と一緒ってことで
違うのはバックがデカくて
彼女が望めば
何でも叶えられるって事…か
俺の…
俺の想いはそのままに
あいつの幸せを願う
未来あるあいつに
俺ができることは
お前の前から消える事だけだった