こんにちは
センギ韓医院江南駅店のにこちゃんです。
今日はアトピーの治療によく使われる
漢方の軟膏について
お話したいと思います
インターネットで検索すると
最も多く出てくるのが「紫雲膏」です。
センギ韓医院にも
Saengki hands the redという名前で
いろいろな皮膚疾患の患者さまへ
処方しています。
皮膚疾患は
体の内部のトラブルから
始まりますが
漢方軟膏のような外用剤は
皮膚に直接作用し
皮膚の回復を促し
炎症を抑制する効果があるので
治療と並行すると
効果的だと言えます
このような外用剤は
有効成分を含んだ薬物と
その薬物が皮膚によく
なじむようにする
基材でできています。
紫雲膏は
韓医学の書籍に記されている
潤肌膏を発展させた外用剤です
一般的にトウキや紫根、
ゴマ油やミツロウ、豚脂などを
基本としており
症状にあわせて
いろいろな薬剤を加えて作られます。
このような紫雲膏は
臨床でも多く活用されるほど
いろいろな研究などを通して
アトピー性皮膚炎に効果的だと
立証されています。
既存の実験研究で
紫雲膏は抗炎症、鎮痛、止血、
消毒効果があると明らかになっており
紫雲膏の塗布が
皮膚組織のダメージを
低めることも立証されています。
さらに、2017年に発表された
論文では
アトピー性皮膚炎の重要な
症状である
紅斑や苔癬化、乾燥、
かゆみなど
すべてに効果的だと
明らかになりました。
つまり、漢方軟膏である紫雲膏は
漢方薬材によって
全身のアンバランスを
調節するのと同時に
外部に既に現れた
紅斑や漿液、乾燥、ひび割れ、
苔癬化などのような
アトピー性皮膚炎の症状を
緩和する治療を
加速させる外用剤なのです
一般的には入浴後に塗りますが
症状がひどい場合は
随時塗っていただきます。
ただし
漿液がひどい場合や
二次感染が起きた場合は
紫雲膏を使用しない方が
良いケースもあります。
判断が難しい場合は
担当の韓医師へ
ご相談ください
アトピー性皮膚炎のステロイド
外用剤は
皮膚の萎縮、血管の拡張、
免疫抑制などの
副作用が報告されています
ステロイド以外の治療を
お考えの方は
紫雲膏を始めとする
いろいろな漢方薬材を
取り入れることをおすすめします
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