皆さま、お元気ですか?

ユッキです。






ブログをお読みいただき、

いつも、ありがとうございます。






12月8日、金曜日。

Zepp Hanedaへ行ってきました。


追加枠にも一般販売を設けてくださり、

ありがとうございます!








入場を待つ列に並んで待つ間、

木星が私たちを照らします。






当日、何を着て行くか?

服装はとことん悩みました。

喪服か、スーツ上下か、

全くの普段着か、お気に入りのボーダーか。


仏事とは少し違う会で

礼服で、などと

服装についての指定はない。

自分が着たいものを着ていっていいのか。


結果、

冬にライヴに行くときの服装

というところに落とし込み

黒ニットに黒デニム、

黒スニーカーにしました。

暖かい日が続くので、

アウターは軽くて温かいダウンパーカー。






いらした他のお魚さんを見てみると

やはり、黒いお洋服の方が多く、

お着物の方や、可愛いゴシックな感じ、

カジュアルな装いの方もいて

皆さん、とても素敵でした。

ライヴの開場を待つかのように錯覚します。


入口の近くに来た頃、

自分の前の時間枠で献花に訪れた方々が

会場から出てくるのが見えました。

女性二人組、お二方とも泣いていて。


あぁ、そうだ。

きょうはライヴじゃない。

ありがとうを伝える時間なんだ

と現実に戻る。







ちゃんと悲しめない。

ちゃんとってなんだ?

なんだか私の感情、違う気がするんだ。

でも、私が悲しめないのは

涙が出ないのは、

私の感情がバグっているだけ。

(唐突に涙がこぼれる瞬間もあるはある)


泣かないからファンとはいえないとか

本当に好きかどうか、とか

そういうことじゃない。






哀しい、というよりも

なんだか

こんなにも多くの方に愛されて

お別れしてもらえるっていいな

しあわせなことだろうな、

なんて思っている。


故人ご本人も、

来られた方お一人お一人に

「ありがとう」とお応えされて

無事に帰れるよう

見送ってくださっているかも

と想像したり。







なんだろう、この感情?

寂しい、に近いかも。






私の感情には

ブレーキというか、

感情に鍵付きの注ぎ口?

みたいなものがついていて、

それが錆びて塞がれちゃっている

イメージだろうか?


悲しくて泣けたらいい。

悲しくても

自分自身が感じるとなると

悲しくないことにしてしまい、

すっかり不感症?気味な反応に

いつも少しガッカリするのだ。






いよいよ案内されて、会場の中へ。

場内は撮影禁止のため、

追加枠モバイルチケットだった私は

入場の際、係の方に画面を見せて、

来場済みのthankyouスタンプを捺してもらうと

すぐにスマホをしまいました。


入口を入ると、

まず櫻井さんのお兄様のお名前と

BUCK−TICKメンバー個人個人の

名前が書かれたお花が並んでいました。

そこに「櫻井敦司」という名前のついた

お花が

ない

ということが、突き刺さる。

そうだとわかっていても

まだ夢ならいいのに、と

すぐに現実逃避してしまう。


反時計回りに通路を進みます。

右側の壁沿いには

関係各所、アーティストの皆さまや

マスコミ各社、企業などからの

お花の数々。

群馬県藤岡市からのお花もありました。


左側には、アーティスト宣材写真や

ライヴのベストショットなど、

いろんな櫻井さんの写真が

額に入って並んでいました。







上手側から

献花台の設けられたホールへ入り、

両側、背後の壁面に

これまでの物販会場で

皆さまからのメッセージを携えた

ターポリンをたくさん見ました。

高いところに掲げられていたため、

一つ一つのメッセージは

視力の限界で読めませんが、

数えきれないほどに。


こんなにも大勢の方が、

全国いろんな場所で

愛を込めて書かれたんだなと。


何を書こうか

夜通し考えた方もいたかもしれない

言葉よりも

絵のほうが描きやすい方もいたかもしれない

好きな色のペンにしよう

みんなが書くスペースが限られているから

書きすぎないよう私は端っこにしよう…


そんなことを勝手に私が妄想して

お魚さま皆さまのその愛に、

少しポロッときました。







35年という長い時間、

BUCK−TICKの皆さまは

音楽生活のキャリアと心遣い、深い愛で

お魚さまや世界中の人々に思いを寄せて

作品を作ってくださったんだなぁ、と。

それを、あらためて実感しました。





私が献花台のある空間に入った時点では

「MOONさよならを教えて」が流れていました。

「Under the Moon Light〜」のアウトロが好きで

心の中で一緒に歌いました。


皆さまの献花を見守りながら待つ間、次の曲が

「MOONLIGHT ESCAPE」

この曲も大好き。温かいお別れの曲。

「溢れる程 愛を 抱きしめて ESCAPE」

サビはアカンかった。

すすり泣く声が一気に増えて

私も、もらい泣き。





でも、ありがとうの気持ちで

胸はいっぱいだった。





私の列の番がくるまで

場内の装飾や衣装、小道具、

並べられた仮面などを眺めて

目にやきつける。


あの軍服はNo.0のツアーのだ、

あんなん着こなせる人間、他にいないって。

赤いジャケットや

着物のような黒い羽織り、

タキシードなど、

どのライヴの衣装だったか

こんがらがって。






献花台に手向けたお花は

WEB献花の画像と同じ

薄いピンクのカーネーションでした。


お祈りの時間

ひたすら、ありがとうと言い続けた。

この世界を見守ってもらえたら嬉しい、

とも言ってしまった。

時間があったらで構いませんゆえ。






私はなんとなく、会場の外観とか

人々のいる空間の感じは

写真に撮らなかった。





空とか、帰りに飲んだワインくらいです。







赤ワインとナッツ。












2023年は自分自身が、

ここからいなくなるとき

かもしれない。






そう感じていた。

なんだろうな?あの感覚。






やりたいこと

やろうと思っていたこと

やると決めて。






誰に対してか

ずっと遠慮してきた

BUCK−TICKのライヴにも

行くしかない!

私の人生が終わるかもしれないなら

生涯で一回くらいは

肉眼で見て、肌で空気を感じて

この耳で、聴覚でリアルに

音楽や歌声を聴いて世界を感じたい

そう思うようになって。






これは昨年から決めていたことで

昨年5月から今年9月まで期間限定で

モバイル会員に入会しました。

35周年をお祝い、応援するために

会員ライフを過ごそうと。


リスナーになって20うん年。

初めてライヴに行くことにしました。

勇気を出して

チケットを申し込んだこと、

ライヴ鑑賞できたこと、

人生初めてのBUCK−TICKライヴが

川崎のクラブCITTAだったこともなんだか

ご縁というか。


どこの会場でもお魚の皆さまが温かく、

楽しんで、そこにいることができました。


「mement mori」のサビで

一人カチャーシーを踊ったこと、

「夢魔-The Nightmare-」では

サードアイを囲うように手で三角形を作り

ツンドラパワーを蓄えたこと、

「ユリイカ」のサビの

「LOVE」の歌詞のハートマークを

キュンです🫰で盛り上がったこと

何の曲だったか櫻井さんの

キュンです🫰のハートマークも見られて

「我が人生に一遍の悔いなし」状態にもなったな、

あれは配信かな。


二度とこない35周年イヤーを

BUCK−TICKと

お魚の皆さまと並走させてもらえたようで

とても光栄でした。






とはいえ、2023年

まだ終わっていないし

残りの何年か知らないけど

毎日を今だけ見据えて。


やりたいこと、まだ少し残ってる。

これから世界がどうなるかは、
俺が笑って見ててやる。
なんつって。





停車して、また発車して、

たまに特急通過待ちしよう。

駆け込み乗車は、よしてね。






まだまだ、人生という夢は続くよ。







その傍には、18歳だったあの日

「自己嫌悪してもいいんだ!」と衝撃を受けた

BUCK−TICKの音楽たちや

お気に入りのグッズ、

普段から愛用する身の回りのもの、

自分の気持ちや感情もつれて

さらに他の推しの音源やグッズも一緒に。






行こう、未来へと。行こう!