先月でしたが、杉並区の産後支援ヘルパー研修に参加してきました。
定期的にこうして研修を開催してくださることは何より有り難くて
産褥期の母親に接するヘルパーが必要な知識や情報、心得を学べることは
とても貴重だし、杉並区が主催していることにとても心強さを感じます。
今回は「産前産後の母の心とからだ」と題して、助産師さんの研修でした。
私自身も産前産後を3度経験しましたが、数年の違いでも母親を取り巻く環境は
日々変化しているなぁと感じたことと、最近の妊婦さん産婦さんの状況が助産師さんのお話から聞いたことと、リアルに、今、妊婦さんや産婦さんのお話を聞くことと見事に一致していて、
すごく勉強になりました。
東京を大きく3つに区分すると東部、西部、多摩区と分けられ、
杉並区は西部で、比較的生活水準が安定しており、高齢出産の傾向があるとのこと。
2013年度のデータでは東京都23区の初産平均年齢は32.2歳。
その他、最近の妊婦さんの特徴としては
・不妊治療後の妊娠や、切迫流早産で妊娠中の安静が必要な人
・高学歴
・高齢の人
・妊娠のために長年勤めていた職場を辞めた人
・産後も仕事を続ける人
等があげれらました。
子どもとあまり接したことがなく、赤ちゃんを触ったり、抱いたこともなく
ネットや口コミ等の情報収集には敏感で、出産への不安が強く、産後のことまで考えられず、
お産がゴールのようにになってしまう。との話もあり、
私も第一子の時はお産がゴールだと思っていたらそれがゴールの見えないスタートだったと産んでから気づかされた、果てしない落ち込みを味わったことを思い出しました。
何よりも経験が人を育てることってありますが、
母親になるということ、生まれたてホヤホヤの赤ちゃんを育てるということは
初心者マークがビッカビカに光りまくっている状況でして
産後自分の身体だってままならないのに、そこから睡眠不足の育児が始まるわけですから
混乱するのって仕方がない気がするんです。
もちろん身体は赤ちゃん仕様に変わっていくというのは大前提で。
そこに、はい、沐浴指導、はい、調乳指導、はい、お腹の状態見ますねー、はい、おっぱい見せてくださいねー、はい、はい、はい、、、、
と気持ち落ち着く暇なく次から次へと様々なことをこなしていく産婦さん。
本当に本当に目まぐるしい時間が過ぎていきます。
退院すれば、今度は自分でやらなきゃいけないことも盛り沢山で、
だからこそ一人で頑張らないでたくさんの人を頼ってなるべく自分の心と赤ちゃんに
時間を向けられるようになってほしいなって思います。
産褥ヘルパーは出産後退院してから一番初めに訪問する人間です。
たかがヘルパー、されどヘルパー!
私はこの役割がどんなにか重要であるかを改めて実感しました。
主役はあくまでもお母さん。
だけど、一人だと大変なことや、お母さんじゃなくてもできることは私たちサポーターに
任せて委ねてくださいね。
わからないことや不安なことがあったら、保健師さん、助産師さん、小児科医といった専門家がいます。
もちろん、不安がなければ、それはそれで良いことで。
そばにはパートナーや、家族や友人がいてくれたらそれも何よりで。
絶対に絶対に必要なわけではないけれど、でも確実に産後ヘルパーの需要は増えているわけで。これから益々その需要は増えていくと実感しています。
産後に限らず、何でも1人で抱え込んでしまうのは怖いことです。
誰か、一人でも話せる人がいたら。相談できる人がいたら。頼れる人がいたら。
それだけで人生ってものすごく変わっていきます。
そんな一人にもし私がなれるなら。
そんな願いをもって、よりこの仕事に誇りをもって
新しいお母さんたちに出会っていきたいと思いました。
