
心地よい秋の風に吹かれながら、頭をたれた稲穂に目をやる。肌寒い春から初夏にかけて、その成長を心配したことを思い出す。
突然猛暑がやってきて、日々汗にまみれてまわりのこともなにも、とにかく暑い暑いと過ごした今年の夏、ひとの実感は時間をはなれ、季節が巡ることよりも早く涼しい秋になればと願うばかり。
ひとが異常と呼ぶそんな夏や肌寒い梅雨にも、自然は斯く在るべきと育ち、今こうして実りを迎えている。留まることのない時の流れの、また留めようもない四季の流れの中、やり過ごすこともなく使命を果たす草花や自然の生き物。
ひとにとっては何十年に一度のなどと言われる大きく揺らいだ年であっても、彼らにとっては実り輝くことだけを使命とする命の晴れ舞台。
そんな健気な自然はまた、見る人にそういう思いを届け、励まし、癒してもくれる。
ただただ暑かった今年の夏、いろんなことを頑張ってはきたけれど、はたしてそんな自然のように頑張れただろうかと、ふと申し訳ないような気持になる。
僕が自然から教わる、心は平常笑顔ということや前向きに出来ることを精一杯ということでも、かけがえのない仲間や多くの人たちと何かを育めたのだろうかと...、、
幸いかな大好きな音楽が出来るかな、そこでちゃんと果たせているのだろうかと思ったりする。
心地よい秋の風に吹かれながら...、、、
「まだまだやなぁ」と。
癒され多くのいろんな教訓をもらうばかりで、ちっとも身につかず成長しないみずからの心。
それでも心地よく笑顔で迎えてくれてる気がする蒼くて深い空を見上げ、しばし反省。