この間、コメントをいただいたひとのブログを読んではじめて知ったアーティストの死。
少し前から書き始めた左衛門記にもこの先出てくる、ピンク・フロイドというイギリスのバンドのメンバー、リチャード・ライトさんが亡くなられた。
シド・バレットというカリスマ的なギタリストがいたり、ほとんどの楽曲を創り歌うベーシスト、ロジャー・ウォーターとドラマーのニック・メイスンと合せて結成当初からのメンバーで、エコーズ以降プログレッシブバンドとして名を馳せていくバンドにはなくてはならないキーボードプレーを担っていた。
僕はシドの後を継いで加入したデイブ・ギルモアが好きで、ちょうど二十歳前、ビートルズ一色から脱皮し、ブルーズやアメリカンロックを聴いていた頃に出会った「狂気」というアルバムが心底好きになった始まりだった。面白いことに、あのビートルズにであった頃、中学1年生の頃に既に出会ってはいたのだが、この話しはまた左衛門記で書く事として、そんな他とは少し違う何とも不可思議なバンドの、その目立つ部分というより、バンドの音の空気感を支配していた気がするリチャード・ライト氏のキーボード。
闇に低く響くストリングスの音は、僕の感性を直撃しました。
楽曲を支え、包み込むように優しく、無限に広がる空間を醸し出す音があったればこそ、
誰もが知る、あのピンク・フロイドになり得たとも思います。
解散の憂き目にあいながら新生ピンク・フロイドとして素晴らしいライブ映像を残し、アルバムを2枚出し、解散はしていなかったけどソロ活動が増え休止状態だったバンド。
ギルモアのライブによくゲストとして出てこられて、その厚みを増すサウンドが何気に嬉しかった事が思い出されます。
ひとがひとと奏でる音楽、ひとの心がそうであるように、相手が違えばまたそれは新たな景色を見せてくれるものです。僕もそんなひとと出会い、別れを経験してこれまで演ってこれたように思いますし、それがまた残っているひとの使命でもあるような気がします。
そしてなによりも、この世で出会い、一緒に奏でた幸いを後々語り継いで、宣揚していくことにもなるんだと思います。
敬愛するリチャード・ライト氏に感謝し、
心よりご冥福をお祈り申し上げたいと思います。