さて続きだ。今回はまず妖精からだ。

 

妖精のコンセプトは、オーソドックスに異世界の妖精の国だ。ここがキング・フィアー一味によって支配されたという感じ。

言い伝えによると、世界がピンチになったとき、伝説の戦士・プリキュアが現れ、救ってくれる。そのため、世界がピンチになったらプリキュア候補を探し出し、力を与えることが妖精たちの使命なのだという。というわけで、何とか逃げ延びたヤーマたちは伝説の戦士・プリキュアを探すことになったのである。

 

ヤーマ

妖精の国の民。人々に笑顔と幸せを運ぶ、ヤーマ一座の座長。要は旅芸人のようなもの。

旅の途中に故郷がキング・フィアーに襲われたとの一報を聞き座員共々引き返したところ、惨状を目の当たりにする。その直後、キング・フィアーの追撃を受け、助かったものの、バラバラにこの世界に飛ばされ、楽園町近辺にやってくる。

言い伝えにのっとりプリキュアを探すことにしたものの、プリキュア候補の見つけ方もよく分からなかったため、最初に出会ったしのに声をかける。その後は、渋るもそこに敵が現れ、意を決してキュアビリーブに覚醒という毎年の王道パターン。さらに続く2話で、ゆきほをキュアボヌールにする。そして、かなり後になって、突然プリキュアに覚醒したキュアアミティエの力もあずかることになる。

歌が得意と自称する。おっちょこちょいで元気でややワガママ。そんなふてぶてしい態度がウザかわいい。

座長ながら失敗ばかりで、座員からの人望も微妙だが、なんだかんだで好かれている。体は小さいながらかなりの力持ち。一人称は「ボク」、語尾は「~マ」。8月23日生まれ。

普段はしのと一緒に生活しており、同じくヤーマが力を与えたゆきほも近所に、そしてゆうかは隣に住んでいる。

 

お察しの通り山田隆夫。ちょっとドジな妖精と言うことでハミィがやや近い立ち位置にいるかも。

 

ケイク

ヤーマ一座の座員。陽気な性格で、陽気で声帯模写と漫談が得意。歌も得意。時系列で言えばキュアボヌールが覚醒したころにひろみと知り合い、キュアカインドにする。

甘いものが好きだったが、ひろみの家に来てからはラーメンも好きになる。一人称は「オイラ」、語尾は「~ケ」。4月25日生まれ。

 

こちらは最近兄弟子・きく麿から座布団運びアシスタントを引き継いだ林家けい木。以下、全員アシスタントがモチーフになっている。木久扇門下であることから、ひろみの妖精と言うことにした。

 

ライク

ヤーマ一座の座員。男の子らしいが、ちょっとオネエっぽい口調で話す。曲芸師。モノマネと踊りも得意。第7話でヤーマ・ケイクと合流し、翌第8話であいをキュアシャリテにする。当初あいは、キャラのアクの強いライクを若干煙たがっていたが、ほどなく慣れる。一人称は「ボク」、語尾は「~クゥ」。11月8日生まれ。

 

こちらは三遊亭愛楽。名前をどうもじるかが最も難渋した。アーク(悪っぽいから没)→アイク(そもそもパートナーが「あい」で紛らわしいから没)をへてライクに。もちろん円楽師の弟弟子なのでパートナーがあい。笑点ではアシスタント筆頭であるため、一座では最も古株で、合流後は最もヤーマとの絡みが多い。

 

アンアン

ヤーマ一座の座員で、紅一点。手品師。一座では最も年少で、実はプリキュアたちと年齢もあまり変わらないらしく、少々わがままな性格。飛ばされた先の病院でひかりと親しくなるが、ひょんなことがきっかけであかりのパートナー妖精になる。一人称は「ポタン」、語尾は「タン」。

 

林家あんこ。ぼたん師の後をうけてアシスタント入りしたメンバーで、同じく林家の一門。ということでたい平師と同門なのでパートナーはあかり。性格に関しては完全なオリジナルであり、あんこさんとの関連はない。

 

リリヌ

ヤーマ一座の座員。動物遣い(この世界の妖精には言葉を話さない動物もいる)だったが、相棒の動物たちもみなフィアーに石にされてしまったため、最もフィアーへの怒りを抱いている。この時、動物たちをかばおうとしたために一座で唯一負傷していたため、その状態でりのに保護され、16話まで療養していた。17話で怪我が治り、りのをキュアコラッジオにした。最も遅く座員たちと合流した。一人称は「ボク」、語尾は「~リン」。

 

桂枝太郎から座布団運びアシスタントを引き継いだ春風亭昇りん。若手大喜利もまだ解答者として出たことがないため、キャラクターが定まらない。

 

以上がプリキュア妖精。次は敵について軽く。あまり設定を固めていないのでざっくりと。

どれぐらい固まってないかというと、組織の名前、組織の目的も決めていない。あと、敵については特に笑点関連の人物はモチーフにしていない。光堕ちがいる場合の常であるが、ゆうか光堕ち後は組織の内情がよく語られるようになる。

 

キング・フィアー

敵の大ボス。渋いオジサマ的な外見。世界を恐怖に染める的なそういう感じで妖精の国(そういやそれの設定も固めてない)を襲撃し、ヤーマ一座が逃げ延びた楽園町をも襲う。ゆうかをヘッドハンティングしてくるなど、妖精の国を襲撃する前から楽園町とのかかわりがあったため、妖精を人間世界の楽園町に飛ばしたのも作為的なのではないかという指摘がある。

楽園町においては、当人はあまり出てこず、ゆうか光堕ちなど重要なタイミングでのみ顔を出す。そして、プリキュアの前に初めて顔を出した時期も遅め。まあ、大ボスの常だろう。名前の由来は、まんま「フィアー(恐れ)」。

最後まで結局、出自が明らかにされることはなく消滅した。

 

グリーフィア

→田野ゆうか。名前の由来は「グリーフ(悲しみ)」。誘い文句が「私が君の新しき父となろう」だったため、フィアーをもじったという説もある。

 

キライト

敵幹部のひとり。名前の由来は嫌悪感から。最初にプリキュアの前に現れた敵。イケメン風。当初は敵意丸出しでプリキュアに攻撃を加えていたが、中盤以降、主にしのの優しい態度にデレる姿勢を見せ、最終戦直前ぐらいに浄化され、最終戦でプリキュアに協力した。正体は、楽園町の隣町の出身の若者だった。ちなみに、本名は糸井あきら。浄化後の最終戦ではプリキュアからあきらくんと呼ばれる。

 

アングリオ

敵幹部のひとり。名前の由来は怒り。キライトの少し後に登場。筋肉質な男。どこかかっとなりやすい性格で、ゆきほに「あんた、本当いつも何に怒ってんのさ?」と言われたこともある。キライトよりも少し前に浄化された。悪事からは足を洗うと告げ去っていき、最終戦には顔を出さなかった(最終回に少しだけ改心後の姿で登場)。正体は楽園町出身の中年男性だった。ちなみに、本名は栗山安夫。

 

エンヴィア

敵幹部のひとりで、ゆうか光堕ち直前の32話から登場(したがって、フィアーは離反を予見していたとの見方も)。露出が多めの女性。名前の由来は嫉妬。嫉妬深い性格で、各々光堕ち直前のパップル・ジュロスのような性格。30代ほどで、ゆきほから「おばさん」呼ばわりされ激怒したことがある。

最終戦の途中で浄化され、その後はキライトに介抱された。正体は楽園町からちょっと離れた町の出身の女性で、最後にキライト(あきら)と交際しているような描写がされている。ちなみに、本名は遠藤はなこ。

 

サファー

敵幹部。キライトらよりも上級であり、歳が近いと思われるアングリオ以外には敬語を使われている(アングリオに敬語を使うようにたしなめることもあったが従うことはなかった)。なお、当人は、普段は誰にでも敬語で話す。紳士のような姿。名前の由来は苦しみ。サファーさんと呼ばれることが多い。レギュラーでの登場はゆうか光堕ちよりも後であるが、それ以前にも時折登場しており、ゆうかも知っている。一見礼儀正しく見えるものの、その実は最も邪悪な心を秘めており、人が苦しむ姿を見るのを好む。それは自身の部下でも例外ではなく、元々煙たがられていたが、部下からの嫌悪感は一層強まり、40話ぐらいにアングリオに殴打されたこともある(直後に仕返し)。

フィアー同様、最後まで浄化されることはなく消滅した。

 

オモンナー

敵怪獣。一般人を素体にして巨大化する、各シリーズでよく見かけるやつ。ネーミングが特徴的なので、笑いになぞらえて何かないか、と思ったら、ぴったりのがあってよかった。

後半からはパワーアップ版の超オモンナーが登場。

 

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あと、プリキュアの家族とかは割愛するけど、その他のキャラとして…。

川上一平

しの・ひろみの幼なじみ。しの・ひろみからは「いっちゃん」と呼ばれている。転校後すぐに知り合ったゆきほもそれにならっている。そのため、しの・ひろみを呼び捨て、ゆきほを下の名前で「ゆきほさん」と呼んでいる。他のプリキュアは苗字で呼び合っている。

どこかニヒルな雰囲気であるが、落研の話を聞いた時に初期の段階で参加表明をしており、結局はプリキュア+一平での部活動という形式になった。高座名は「楽園亭こく一」(部内で黒一点だから)。当初はプリキュアの正体を知らなかったが、同じ部活に属した結果、作中どっかのタイミングで知る感じ(とはいえ顧問&副顧問は最終盤まで気づかずに過ごすわけだが…)。多分、初期メンバー5人がそろった少し後ぐらいでしょうね。

あいのクラスメイトで、実はしの・ゆきほ・ひろみとは別のクラス。この4人とは知り合うのが早かったが、1年生3人とは当初かかわりが薄く、プリキュアの正体を知った頃から関わり始める感じかな。

 

この部分、2023年4月追記なわけですが、まあ、一之輔師を入れてみたって話ですね、まだ入れるだけ入れてあまりキャラは詰めてないです。ひょっとしたら、プリキュア側の理解者として、総司とか拓海みたいな活躍をすることになるかもしれませんね。

 

 

海老名太一

一平の友人で同じクラス。父親が有名なコメディアンだったが、幼い頃に他界して母親の故郷である楽園町にやってきた。父親のようなスターを目指しているが、目下滑りっぱなし。既に野球部に入っていたため、入れずに大いに思い悩み、物語中盤(プリキュア時間軸だと、甲子園やってる8月ぐらい)に、「楽園亭ヒット」を名乗り落研入部したが、うまくいかず即退部、というエピソードを用意した。

 

一応5年間在籍した正式メンバーだけに、作っておかないとかな、とも思ったんだが、今の時点で上記ぐらいの設定しかない。落研に入りたがったが、

 

 

松本しょうこ・立川はるの・柳あおい・松丸すず

同じく毎年必ずと言っていいほどいるプリキュアの同級生の女の子枠。若手がモデルになっていて、それぞれ春風亭昇也(本名が松本)、立川晴の輔(上記のキャラクター名は「たちかわ」と読む)、柳家わさび(わさび=山葵なのであおい)、鈴々舎馬るこ(松丸は本名の松友と馬るこのもじり)だ。一応この辺は2年生と同級生ということにしている。まあ、しの・ゆきほ・ひろみと同じクラスで時々登場する。特にはるのは隣のクラスのあいに憧れているとかその辺の設定もあっていいかな。

まだあんまり設定固めてないし、それほどの登場頻度があるかはわからないけど、しょうこは眼鏡っ子ですずはぽっちゃりさんだろうな。


高橋蝶太郎・沢辺ちあき・関戸つばめ・末高ともみ

ということで、1年生組の同級生も一応考えておいた。今はまだ名前だけ。まあ、若手組を「男→女」に性別逆転させておいたので、逆に女→男に逆転させてキャラを用意しておいた。これはぴっかり改メ蝶花楼桃花師だ。高橋は彼女の本名そのもの、蝶太郎は蝶花楼のもじりだ。

で、女子キャラは2年生組のメンバーよりもっと若手(の男性)を選んでおいた。それぞれ小痴楽師(沢辺は本名。名前のニュアンス的に小痴楽の「ち」の字だけ残した感じ)、小燕枝師(関戸は本名)、とむさん(これは一番わかりやすいかも)だ。

 

で、ここからは葦原さんが考えてくださったオリジナルキャラたちだ。大体、昔の笑点メンバーをモチーフにしている。どうぞ。

 

笠田ひかり

あかりの姉。原案(ここからは葦原さんの案をこう呼ぶ)では中3だが、私は一応16歳(高2相当だが、進学できていない)ということにした。ちなみに、原案では「ひかる」だが、ここは「ひかりとあかり」でそろえさせていただくことにした。

物語開始前から入院している。元気だった頃はしのの面倒を見てあげることが多かった。あかりは放課後に見舞いに来て近況を話したりしていたが、結果としてしのらと疎遠になってしまった。また、元々元気だったひかりが病気がちになってしまったのは中学2年の頃からで、そのころの担任だった岩尾先生(後述)は何かと気にかけていて、卒業後も彼女について考える時間が多いとのこと。

ひょんなことからポタンと出会い、そのことがきっかけであかりがプリキュアになるきっかけを作った。大変な戦いを行う使命を帯びた彼女に罪悪感を感じた時期があったが、彼女の活躍もあり、関連は不明だが(と当時はされた)自身も元気になっていったことから、ポタンとあかりを出合わせたことに誇りを持つに至った。

なお、元気になったことから、高卒認定試験を受け大学受験を目指すことになったという。

なお、彼女の病気もキング・フィアー一味が絡んでいるという設定もあるが、まだ、そこまで詰めていない。

ちなみに、大病を経て現在は穏やかな性格になってしまったが、昔はゆきほや妹・あかりも真っ青なほどのハイテンションガールだったらしい。

 

はい、こん平師をモデルにしたキャラを考えていただきました。プリキュアはハッピーエンドで終わるので、ひかりお姉ちゃんは病気がよくなって元気になります。…何リングっどだよと言われればそれまでですが。

ちなみに、「ひかり」と「あかり」はなんとなくそろえたような名前に見えるが、よくよく考えると、ひかりは光男、あかりは明に由来してるわけですよね。御見それしました。

 

岩尾しいな

しの・ゆきほ・ひろみが属する2年3組の担任。担当教科は英語。落研顧問。落語に興味を持つしのが、ひょんなことから同じ落語好きということを知り、落研を作りたいという夢を持つようになったきっかけ。結局は引っ込み思案のしのがぼんやり考えていた夢をゆきほが後押しして作った部活ということになる。で、部員が5人いないと部活として認められないと言われ、なんとか初期プリキュア5人で部活に仕立て上げるという某ピカルージュみたいな展開(というか、部活モノの定番すぎるシチュエーション)が待ち受けている。なんとか頭数がそろったところで正式にしのらが要請し顧問になる(顧問になるまでのひと悶着は後述)。

華奢で心が弱いように見えるが、言うときは言う作中一の常識人。ちなみに、28歳で、7年前に学生結婚した既婚者。4歳の娘がいる。

 

元々、私は「岩尾しいな」をキュアコラッジオにしていたのですが、葦原さんの案でそれが宮治師になったので、なんと先生役にスライディングしていました。うまいなあ、と思ったので私も採用させていただきました。余談ですが、結婚が早いのは実際の歌丸師のオマージュです(20歳で結婚、40歳で孫が生まれた)

というか、落研を作るという設定も、葦原さんのご提案です。正直、やられた!と思いましたね。まあ、現実のプリキュアで同じく部活モノといえばトロプリですが、まあ、3年で新規入部するかな、というのもあって、(葦原さんの案では3学年にまたがっていましたが)、1~2年のみとさせていただきました。

ちなみに、岩尾先生は原案では1年生組の担任でしたが、こちらの設定の都合で2年生組に変えさせていただきました。

なお、担任の登場の予定は現時点でないですが、あい・一平は2年4組所属です。

 

吉川卓海

あかり・りの・ゆうかが属する1年2組の担任。落研副顧問。実は真打間近までいった元落語家。農学部出身で担当教科は理科。巧みな話術でわかりやすく解説するのでこの学年だけ理科の平均点が高い。かつての高座名は新京亭天耕。生徒たちはそんなことは知らないが、顔や喋り方が天朝に似ていると評判。渾名にまでなってしまっている。

破門されたわけでもないが、一身上の「とある理由」で落語家を続けられなくなり、落語家への未練がある。それだけに、落研を創設すると聞いた時にはかなり驚き、顧問が内定済みと聞いた際にはショックを受け、ここでしのらに元落語家の身分を明かし、顧問になろうと(岩尾に宣戦布告)したところ、ゆきほの提案で「顧問争奪戦」として、三番勝負をすることになる。結果、敗北し顧問の座は岩尾に渡ったものの、あいの提案で副顧問の座に就くことになる。

ちなみに、40歳であるが、落語家としての活動で教職にかなりのブランクがあるため(24歳で教師を辞め、36歳で廃業し教職復帰)、岩尾とはかなり微妙な関係でお互いに敬語を使っている。

 

こちら、先代円楽師ですね。先代と先々代の司会者が落研を引っ張っていきます。

 

新京亭天星

本職の落語家で、天朝の最後の弟子。吉川はかつての兄弟子にあたる。定期的に落研の落語を指導する。
吉川の落語家の後輩である上に、岩尾の高校の先輩でもある。実の父も噺家で兄弟子でもある。


本職の落語家さんが落研に稽古をつけるというのはどうもよくある話らしいですが、まあ、そういう師匠ですね。ちなみに、葦原さん的にはこの方にもモデルがいるらしく、「わかる人にはわかる」らしいです。わかるかな?なお、「わかっても言わないでね。」だそうな。

ちなみに、吉川先生の旧高座名もそうですが、葦原さんの設定と変えております。

あと、新京亭天朝という落語家もいて(原案では別の名前)、吉川と天星、そしてその父親の師匠にあたりますが、天朝は既に故人で、たまに回想シーンに出てくるのみとなる見込みです。


まあ、こんな感じだ。プリキュアの基本にある程度忠実にはしたつもりだ(ただし、「ふたり」時代はまともに見ていないので、本当の原理主義者の方にどう見えているかはわからない)。

 

絵をつけれくれる方は出現したので、あとは話を書いてくれる人だけですね。

…人任せもいい加減にしろってね。まあ、私が何か話を書ければいいんだけどね。ごめんけど脚本力がない…