入社したばかりの頃は、日曜日というと、一日中寝ていた。

夕方に起床していた。


ところが、ある日、生保業界でも10指に入る、超有名人の営業マンの方の話を聞く機会があった。


「日曜日は基本的にアポイントはいれません。午前中に近所のファミレスで反省と行動計画を立てます。行動計画を立てるのが一番大変ですね。一時簡単位で具体的に、誰に何を話すかまで、細かく決めます。後はそれに基づいて動くだけなので、この行動計画を立てる時間は、アポイントよりも優先ですね」


ミーハーな私は早速実行。


これが、その後の私を変えました。


日曜日の午前中は、近所のファミレスで、じっくりと今週の行動計画を立てます。


細かく、細かく。


あとは、実行するだけ。


成績、これで3倍になりましたね。計画を立てる、実行、行き当たりばったりでは、ほとんど後半は遊びに会社に行くようなものでした。

行動計画を立てるようになってから、後半まできちんと動けるようになりました。


収穫です。



実は保険営業始めたばかりの頃は、自分可愛さに、保険の営業をスマートにやりすぎていました。

「しつこいと思われるんじゃないかな」とか

「来た来た、保険勧めに来たー」とか


そう思われるのが、とても嫌だった。


「冴子さんはしつこくないからいいよね」

「冴子さんは、保険勧めてこないのね」


こう、言われるのがうれしくて、褒め言葉だと思っていた。


友達にはいっさい声をかけないという、変なプライドだけで初期の頃は仕事していた。

その友人が、私の保険に入ってくれた為に、私の収入が増える・・

それが何となく嫌だった。


ある日、友人が子宮ガンになった。

「保険は共済で十分よ」

と、日ごろから彼女の言葉を聞いていた私は、あえて、彼女に保険の話をしなかった。


我が社のガン保険は業界でも一、二を争うほど充実している。

そんな素晴らしいガン保険の話さえ、彼女には出来なかった。

というのも、我が社のガン保険はコミッションが高いから。


彼女が共済からもらったお金は30万ほど。

もしも、私の保険に入っていたら、その10倍以上はもらえたはず。


高額医療で戻ってくるから・・・それは慰めにもなりませんでした。


もう、彼女は再発の不安を抱えたまま、一生共済の保険だけに頼らなくてはいけないのです。


その日から、友人知人全員に保険を売りました。

ほぼ100%加入してくれました。


私はプロとして、一番大事な人の保険の責任者にならないと、と思っています。

担当職団を歩いていたら、後ろから

「冴子さん、今度弟が結婚するので保険の見直しよろしく」

と、声をかけられた。


何を隠そう、この彼、最初は私の事を虫けら扱いしていた人です。


名刺を渡せば、そのままゴミ箱へ直行。

パンフレットも同じ運命。

話しかけても知らん振り。


それが、今や、保険の神様仏様冴子さまなんて言ってくれている。

紹介もたくさんいただいた。

新入社員は彼から「冴子さんの保険に入れ」と命令される始末。


虫けらのように扱っていた人が、保険のプロとして認めてくれるようになる。

この仕事の醍醐味ですね。

何気なく、会社の帰りに古本屋でマンガ本を購入して、いい年して電車の中で読んでいた。


その中に

「生保レディの実態」

なーんてタイトル。


内容は、最初は親戚友人を回って契約をいただいていた主人公。全員回りきったら、結局契約がいただけなくなり、自分で保険料を払い、彼氏に名前を借りて作成契約。しかし、その会社は2年は解約できない仕組みらしくて、保険料を2年間は自分で払う。

彼氏には振られ、借金だらけ。そして最後には体で契約を取る。


とまあ、噂どおりの評判どおりのあらすじ。


保険の仕事って、そんな簡単ではありません。営業の中の営業。

みなさん誇りを持って、やっています。


私も、そんな生保営業の仕事、大好きです。

花粉症の薬を飲みだしたのはいいけれど、眠くて眠くて仕方ない。

よって、ほとんど活動せず。(言い訳その1)


我が桜町営業所は、我が社のトップ100位以内に入っている営業職員が、多くいるので、所長もたじたじなのですが・・・


「冴子、営業所にいる時間は、お金に換算できないよ」

と、所長ではなく、先輩職員が言います。


保険営業、お金になっている時間は、人と会っている時間だけ。だからとにかく人に会う。


会って会ってあいまくれーだそうです。


ところで、我が社以外のガン保険に加入のお客様。


加入時に花粉症を告知しなかったということで、ガン保険支払われず・・・

ガンと花粉症、関係ないのにね。


ちなみに、我が社は、同じ状況下で、支払うそうです。


っていうか、当然。

何年やっても慣れることが出来ないものがある。

保険月といわれる、月に会社が指定する、早期締切日。


第一締切日までに、申込書をもらった人には、10000円。

第二締切日までに、申込書をもらった人には、5000円。

第三締切日までに、申込書をもらった人には、1000円。


って、こんな感じ。


これをえさに頑張る人ももちろんいるけれど、少数。

ほとんどの営業職員は、馬鹿げていると思っている。


なんてったって、保険営業。

まず、お客様にとっての必要な保障。

そして、お客様のために、自分が会社に残るためのもちろん成績も必要。

最後の最後に会社の為。


なんて事を言っていると


「会社がつぶれたら、何もかもなくなる」


という、所長の声は無視する冴子なのでした。

最初に言っておくけど、生保レディです。


生保レディになって思った事。


やると見ると聞くとでは大違い。


何?この仕事?


最初は、研修だけでも来ない?お金もらえるよ

とか

お金もらえて保険の勉強できるよ

とか、


とんでもない。保険営業という仕事、奥が深すぎて、日々勉強しても勉強したりないですね。


誇りを持てる、素晴らしい仕事です。


仕事始める前のイメージは、誰もが出来る簡単な、そして、どこにも行くあてのない人が最後にたどり着く仕事だと思っていたのに・・・


とまあ、こんな私の毎日をつづっていきます。よろしくです。