若きサエキッスの悩み | 恋は最後のフェアリー・テール

若きサエキッスの悩み

否、若きウェルテルの悩み。
読みました。
ザ・モラトリアムの真骨頂。すなわち思春期に読む物語だという印象があるのだけど、私もそろそろそんな年頃か(遅!)と思ったので、手にとってみました。
小さくクラシカルなフォントに溺れたく、岩波文庫をセレクト。

いやあ・・・何しろお文学はあまり馴染みがないので、古めかしい文体に最初はとまどいましたが、そのうち多用される「おお!」とか「ああ!」とかに違和感を感じないようになると、もうすっかりウェルテルの虜。
ウェルテル。
少しばかり自意識過剰で、才能はあるけど過信しすぎで、優しくて繊細だけど度が過ぎて、すぐに陶酔しちゃうナルシシストで・・・
そんな男、もし実際身近にいたら鬱陶しいだけかもしれないけれど、WHY?18世紀のドイツという舞台で、彼は素晴らしく輝いて見えるのです。その堕落振りさえも。
ゲーテ様。すてき。
ゲーテ様。なんとなくフランス文学だと勘違いしてました。ゴメンナサイ。

●若きウェルテルの悩み/ゲーテ作・竹山道雄訳/岩波文庫