佐伯紅緒オフィシャルブログ「Salon de Rouge Annex」Powered by Ameba
 
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いつもありがとうございますが怖かった話



いきつけの店、というほどではなく、でもなんとなくときどきコーヒー飲みに行ったりする店ってありますよね。

コーヒー一杯200円とかで、こっちもそんなに行き届いたサービスとか要求してなくて、小一時間スマホいじったり本読んだりするのにちょうどいい店。


私は最近、このてのお店でお客に声をかけてくる従業員さんが増えた気がするのです。


他の人はどうか知りませんが、私は店には「戦闘モードで行く店」と「油断モードで行く店」の2種類があると思っていて、前者はそりゃもうおめかししてメイクもばっちり決めちゃって、陽気で饒舌で話題豊富な人間になりきりヤアヤア我こそは、と挑む店。後者はまったくその反対で、服も構わず下手すりゃスッピンでただボーっとしたいときのお店です。


で、ご想像いただけるかと思うのですが、後者の店に行く時はたいてい口もききたくない時で、ただただ無駄なエネルギーを使いたくなく、ひたすら虚空を見つめ、無になることで心の回復をはかっている時です。


ところが最近、この後者の店で無になれない瞬間が増えてきました。


「いつもありがとうございます」

「お味はいかがでしたでしょうか?」

「今日はいつもよりお早いですね」


突然店員さんにそんなふうに声をかけられ、ギャっとなる瞬間が出てきたんです。

これは私の想像ですが、たぶん、長く続くコロナ禍で、それまで人との関わりが稀薄だったエリアにまで「つながりたい」ムーブメントがでてきたんじゃないでしょうか。


もちろん、人と人とのつながりは生きる上で最も大切なことのひとつですし、店員さんたちに至っては100%サービス精神でやっているわけですがら、まったくそれは正しいのですが、現実問題として、完全油断モードで突然声なんかかけられてしまうと私のようなチキンハートはもうそれだけでギャっとなり、いくらその店のコーヒーが美味しくても、いくらその店のポキボウルが好みの味付けであったとしても、ああまた声かけられたらどうしよう、と怯えて結局その店に行けなくなるのです。


元気なときはむしろもらうと嬉しい「いつもありがとうございます」なのに、それが怖いというのはおそらくこちら側に問題があるのだと思います。でも、ああどなたか胸にいまそういうモードですと一目で店員さんにわかってもらえる「Don't disturb」(ほっといてください)マークとか、それとも青だったら声かけて(むしろ構って)、赤だったらどうかご勘弁を、みたいな感じのオーラを識別できるメガネとか開発してくれないだろうか、と乞い願う今日この頃です。


これから稽古。

行ってきます!



あとさきを考えない人




基本的にビビリなので石橋はたたいて渡りますが、お昼になにを食べようか、という時によく衝動的な失敗をします。


たとえば今日のお昼の坦々麺。激辛って書いてあるのにどうしてホットのプーアル茶を頼むのか。そりゃあ店に入った時は肌寒かったですよ、今年の5月って変なお天気ですもんね。でも、アオトウガラシ入りの激辛ってメニューにちゃんと書いてあったでしょう。
それに、ひとつしかついてこなかったレンゲをどうして坦々麺食べるのに使ったの私。デザートについてる杏仁豆腐、どうやって食べるわけ。オハシで食べるつもりだったの? そもそも、この忙しいランチタイムにすみませーんレンゲもうひとつくださーい、なんて店員さんにしれっと頼める度胸なんかないくせに、かといってテーブルの上にあるカレースプーンで食べるのは絵的にカッコ悪い、とかいって最後まで手も出さなかったくせに。

で、仕方ないから結局坦々麺のついたレンゲで杏仁豆腐を食べましたよね。なに、胃の中に入れば一緒だって? そういうところが見かけによらずガサツだっていろんな人から言われちゃうゆえんなんですよ。

あ、坦々麺美味しかったです。
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