ー 1/22 上江洲義秀さんの光話より ー



よく私は40年間相談を受けたので一番多いのは

1000万円貸しました、1円も返してくれない

もう殺したいと言うんです


殺しなさいと言うんです


殺したら、1円だって戻ってくるのか

絶対戻ってきません


生かすことです


生かした時に、成功を願って生かした時に

成功すれば、貸したお金も戻ってくるんです


しかし、私はそうではないんです


私は何千万円でもいい

100万、何百万、何千万でもいい

私がもう誰かれに貸したとします

私は1円だって請求したことはありません

私は私から手放したものはもう相手にプレゼント


相手にやったという思いでやりますから

一点の苦しみもないんです


貸した金が1円も返ってきません

苦しいです

殺したい思いです


殺せばもう返ってこないです


貸して戻ってこないことに苦しい

殺したいほど苦しいならば

はじめから貸すなと言うんです


貸さなかったなら、その苦しみを知る必要もない


だから私は自分から、貸したもの、手放したものは

すべてプレゼントだと


必ずそこに駆け引きのない

そういう無償と無条件でやるゆえに

私は生まれて一度だって苦しんだことがない

という意味はこれなんです


最高学位を手に入れて、地位や名誉、財産、富、金に恵まれて

年頃に良い女性男性とめぐり会って結婚して

子供をつくって、優雅な生活をしたとて


今生、永遠の伴侶を見出しきれなければ

永遠の命を我として自覚、目覚めることができなければ

また何百、何千、何万という転生をくりかえすんです


私は永遠の伴侶を見出しました

永遠の命を自覚しています


私には二度と転生という鎖は

私を引き留めることができません


何万年の転生をさせられた法則

今ここに解けたり


幾転生という人生の過程を通して背負ってきた業、罪、カルマなる宿題、あるいは生涯、学習は

愛という神聖な火花で、すべてを焼き尽くしました


では何が残りましょうか


永遠の命の実が残っているんです


肉体は皆さんのこの見える現象の世界に

皆さんと同じようにここに生きているようで

ここに置いているようで

私はこの世にいてこの世のものではないと言い切るんです


私の意識はこの無限という根元の中に留まっているんです

錨を下しているんです


真実の私は、この世に枕するところはないんです

無限の入る家なんてあるでしょうか

無限が枕する枕なんてあるでしょうか


それは象徴です


この無限というものを皆さんに知ってほしいと例えているんです


我無限なり、あなたがたも無限なり


にも関わらず、自ら自縛して

いと小さき弱き者を無力に

自らを縛って自縛なんです


無力なる我から、力ある我へ

無知なる我から、智慧ある我へ

迷いある我から、悟りある我へ


今まで皆さんの目は

ただ無常という結果しか見えてないんです

無常という仮想、偽物しか見えてないんです


今は、肉体として女性と見ています

それは単なる結果なんです


その背後に、永遠不滅の実在なる命はそこにあるんです

それが見えた時に皆さんは本当に見えたと言うんです


結果だけを見ていて「見えた」はいないんです


結果の背後にある本質が見えた時に、本当に見えたと言うんです


これを「目明き」と言うんです


無知のままに、目暗のままに、迷いのままに、人生を終えるために

我々は今肉体という衣装をまとっていうのではありません


今生ひとりひとりが、70億の人間が衣装をまとった目的は

この衣装、乗り船をもってして

根元の世界に融合を目的として

合一を目的として、ここにいるんです


目的はただひとつ


自分とは何者なのか


自分とは不死不滅、永遠の本質、命であったことに目覚めるために

自覚するために、肉体存在の目的、人生の目的なんです


この世の大学を卒業したからとて

本質には帰れないんです

この世の大学が目的ではないんです


私は小学校1年生卒ですから

自分が1年卒だからって見てはなりませんよ


今生で1年卒が、70億、80億の人間がつかんでいない宝物

永遠不滅の、無限の宝物をつかんでいるんですよ


久遠にして常在、不滅にして実在なる永遠の宝をつかんでいますよ


久遠とは、永遠の私

常在とは、常にある私


不滅とは、一度だって破壊されたことのない私

実在とは、実際にある私


この世の世界一の金持ちだって

私のような永遠の宝物はつかんでいません


私がつかんでいる宝物は

この現象の世界がどのように形を変えていこうが

どう変化しても、私を振り回せたものはひとりもいないと言います、一物もないと言います


70億、80億の人間が

私を混乱させることはできません

私を振り回すことはできません


なぜならば、無限という本質に錨を下しているんです


結果に振り回されて

結果に左右されて

苦しみもがいていることであって


結果は、原因の中に結果があるんですよ


原因という原点に立ちさえすれば

すべてを支配していること



(続く)