「ベビーサイン」というとなんとなく想像がつくと思いますが、「よちよち手話」というと「何のこと?」と疑問に思う人が多いと思います。


よちよち手話は


まだ言葉が上手く話せない赤ちゃんが、簡単な手話やジェスチャーを使って手で会話をする方法です。


サインを通じて要求が伝わることで、赤ちゃんは自分のことを理解してくれたという安心感が得られます。


また周りの大人も、赤ちゃんの泣いている理由や言いたいことを汲み取ることが出来れば、育児の負担を減らすことにつながるかも知れません。



ベビーサインは最初にアメリカで考案されたので、アメリカのサインが多く使われています。





よちよち手話は、日本の手話を元に手の形がグーとパーで簡単に表せるようになっているものになります。





なぜ日本の手話が元になっているのか?



ベビーサインをおうちで取り入れる際、家族と赤ちゃんが伝わればジェスチャーでもアメリカのサインでも構わないとは思います。



このよちよち手話を考案した方(手話通訳者であり、特定非営利活動法人 生活支援サイン代表 近藤禎子さん)の考えでは、


ベビーサインにみんなが同じ日本手話を使うようになれば、赤ちゃんが表すサインをみんなが分かるようになります。今は働く女性が増え、育児は親だけではなく、祖父母、保育士などいろいろな人が関わっているので、赤ちゃんが表すサインをみんなが分かるようになれば、赤ちゃんはどこにいても安心感が得られ、早くからいろいろな人とコミュニケーションを楽しむことができます。


ベビーサインに日本の手話を使えば、手話を覚え、サインや身振りで多くのことを伝えることができる体験をした子どもやその親、育児関係者が増え、街のどこでも簡単なサインが使える聴覚障がい者にも優しい社会になるのでは…


という思いが込められています。



また、簡単な手話を知っていると、ベビーだけではなくシニア (耳の聞こえづらくなった高齢者)とも会話ができるんですよ。

(シニアサイン)



私は学生時代、手話サークルに入っていて聴覚障がいのある方とお話したり、手話を勉強して手話検定インストラクタという資格も持っていました(今は失効)。


また、保育園で働いていた時は子どもたちの歌う手話歌の監修、児童館で働いていた時も、子どもたちと手話歌を発表したりして手話が身近にありました。


今は小学校の総合学習の時間でも手話を学ぶカリキュラムがあり、ますます日本の手話は多くの人の知るところとなってきています。


簡単なものでも手話が様々な人に広がれば、高齢者・聴覚に障がいがある方・赤ちゃんなど様々な人と会話が出来る、そのお手伝いが出来れば良いな、という思いから私はよちよち手話を学び、広げたいと思っています。


ベビーサインを使うと良いこと、日本の手話を知るきっかけになれば良いなと思っていること…

これをお伝え出来るようなよちよち手話講座を開きたいなと思っています。

(今は準備中…)