副作用で小腸が脆くなり、やはり下血していたようだ。

通常の骨髄抑制からくる赤血球、ヘモグロビン減少に続き、下血で更に貧血、そして酸欠状態になっていた。

仕事を休み、病院に駆け込み即入院となった。
その間に採血実施したところ、なんと、ヘモグロビンがまたもや、6未満まで下がっていた。

やはり。

今回は輸血を一気に280cc×6パックすることに。
時間にして約7時間半。

おまけに小腸からの下血が止まるまで絶食(泣)
またまた、点滴で24時間体制のもと、栄養分補給が始まった。

これで今年は正月に加え、ゴールデンウィークも病院で過ごすことが決定した。

下血が止まったのは5月6日。
退院は休み明け7日。

8日からなんとか仕事復帰した。

それにしても、絶食は辛いね。
病室で周りの患者さんたちが、ご飯食べてる音や香りがするなかでの絶食は、しょんぼりするよ。
結局、副作用でラムネ以外のものが食べれなく、24時間点滴で栄養補給を続けた。

体重は12日~16日の間に6キロも落ち込んでた。

やっぱり、生き物は栄養がないと衰弱し悪循環に陥ると改めて実感した。

1週間ほど点滴で栄養補給し、立てるようになり、ゆっくりだが、歩けるようになったことから、退院が決まった。
結局、4/16~23まで8日間の入院だった。

この入院期間中に、主治医とカンファレンスした。
今後の治療についてだ。
主治医は消化器内科の方針として、副作用が強く身体がボロボロになり寿命を短くするよりも、緩和ケアを選択し残りの命を生活の質を落とさず、経過を見ていく方が良いんじゃないかと話された。

一方、おいらは今後も副作用と付き合いながら治療を続けたいと強い気持ちで伝えた。

翌日、消化器内科部長が来られ、気持ちは良く分かり治療の副作用に堪える覚悟もあることが十分に伝わったから、継続しようと。
体調を見ながら薬の量などを調整していこうと。

とりあえず、自分の中では無治療を選択することなく続行出来ることで安堵した。
前回、副作用による骨髄抑制でmFOLFIRINOXが延期になり、1週間後の4月12日、採血を再チャレンジ!

白血球、赤血球、好中球共に問題なく、今回から外来用の化学療法室でmFOLFIRINOXの治療を受けた。

採血から待つこと一時間半、ようやくゴーサインが出て、吐き気止めの点滴から順番にぶっ通し5、6時間かけて、初日は3種類の抗がん剤を入れた。

帰りがけに4種類目のフルオロウラシルをインフューザーポンプと言う、小さなペットボトルのようなものを身体からぶら下げ、約2日かけて点滴するのが始まった。
ぶら下げたままでも帰れるのは嬉しい。

が、帰りがけから倦怠感が出始めた。

家に着くと、そのままソファーに座り込み、ほぼ身動き取れず、時間ばかりが過ぎた。

食事も殆ど喉を通らず、入れるとすぐに吐く始末。
しまいには、ラムネだけ口にするのがやっとだった。

14日の土曜夕方、ようやく全ての点滴が終わり、家で初めて抜針して終了。

その後も吐き気がひどく、どんどん衰弱。

16日の月曜朝まで我慢し病院へ電話。
急遽通院し、そのまま入院になってしまった。
3月1日からと、3月15日からと其々3日ずつのmFOLFIRINOX治療を終えて、4月5日、3クール目の治療をするために事前採血をした。

結局、赤血球低迷、ヘモグロビンは7前半と低く、治療は延期。

ただ、月替りと言うことで腫瘍マーカーも測っており、結果を見てビックリ!!

あの生きてるのが不思議なぐらいに急上昇し、8万超えになっていたCA19-9が4700程度まで下がってた!

副作用に堪え、外科では止められたmFOLFIRINOX治療を強行した甲斐があった!

それにしても、すごい効果だ。
すごく嬉しかった。
少しだけ生きられる時間が増えたかも。

んで、その日はヘモグロビンが低く来週のクールに向け、輸血をした。

献血してくださった人には本当に感謝してます。
ありがとうございます。