愛しいなぁ | Sae's Blog

愛しいなぁ


Balianで滞在させてもらったのは、
村の古い家をリノベートしたカワイイお家。
波乗りのあとに、愛する2枚のボードの向こうに
こんな景色を眺めながら、ウトウトするしあわせ。
右の丸いのが「303 ZEN」5’7
左が「OCEAN GLIDE」for sae 5’9


ロングボードから、ショートボードに転向して
2年と少しが経った。
なかなか乗れないショートボードにめげて、
ロングを持ち出したくなることも度々あったけれど、
「テイクオフのタイミングが遅くなるよ~」という静かな囁きが聴こえる。
あぁ、これまでの地道な努力が無駄になる~と、
ロング持ち出し禁止令を自らに課した。

少しずつ短いボードに慣れて、テイクオフの確率も少しずつ上がってきて、
去年9月の旅では、大きな波にテイクオフしたのはいいものの、
インサイドにいたサーファーにびっくりしてこけた。
ローカルサーファーは見事に私をかわし、
「ごめんなさい」と叫ぶと、「大丈夫大丈夫!!」と寛容に応えてくれた。
が、よじ上ったボードの真ん中に大きな穴。
陸に上がって「怪我をしなくってよかったね」と言われたけれど、
ここまで私を育ててくれたような大切なボードが
かわいそうで、かわいそうで。申し訳ないことをした。。。と。

実は初めて自分用に削ってもらったボードが家では待っていた。
Baliのトリップで何かあったら怖いから、
乗り慣れたボードを持って行ったほうがいいと思ってこの子を連れていっていたから、
今回のクラッシュは、まるで「次のボードに行きなさい」って言われたような。

10月から乗り始めたニューボードは、びっくりするくらい調子がよくて、
自分の体重や乗り方に合わせて削っていただくことの意味を
深く実感した。

年末に、クラッシュしたボードをきれいにリペアしてもらい、
改めて大切にしたいと思った。

今回の旅では、私は乗る事はなかったけれど、
こうして置いてあるのを眺めるだけでも、
ほんとうにカワイイ。
愛着のあるボードと、新しいボード。
どちらも、身体の一部のよう.
泳いでいるときに浮力を添えるような感覚で、私を助けてくれる。

愛しいなぁ。。。。と思いつつ、しばし居眠り。