あぁ、月が綺麗だ
嘘に嘘を重ねた僕に
君は優しく唇を重ねた
たったそれだけの行為に
何気なく頬をなでて
また嘘を重ねそうになるけれど
無性に愛してると言いたくなって
近くにいた君に囁いて
『あぁ あいして ねぇ ぼくを』
必死に求めた
たまに来るこの衝動は
一体なんだろう
あいしてる すきだ だいすきだ
あいして すきになって もとめて
おもちゃを取られた子供のように
かえして おねがい
駄々をこねた
特定の誰かが思い出せなくて
悲しくて 寂しくて 虚しくて
色の付いた眼鏡を壊しそうになった
これは一体誰のこと?