全脳思考について、先生たちとお話しする中で出てきたこと。
その中で何よりも大切にすることは
「コントロールしないこと」
でした。
何かはわからないけれど、
私たちは何かに衝き動かされるように
「教育」に向かっています。
それはマインドマップの事業を始めたころと
同じ思いがうずくのを感じます。
早く、なんとかしなければ、という危機感は
場にいる人に共通の思いでした。
しかし、
全脳思考で、本当に価値のあるプレゼンシングが起きるのは
場の中に…まさに今現在この時間、この瞬間、この場所にいた時
なのです。
場がすべての答えを持っている。
全脳思考をやればやるほど、その思いは強くなります。
場の答えを感性を研ぎ澄ませて拾い上げる。
そのために、ファシリテーターは場を仕切っちゃいけないんです。
これは、ビジネスの世界ではもちろん
学校の現場でもとても大事で、とても難しいことですね。
けれど、その「場」をつくる、「場」に任せるということが
いかに大事かを痛感した2日間となりました。
教育の現場での活用は、
まだまだ慎重に行うべきだと思う、と
冒頭に提案がありました。
この後は私の私見です。
子供の感性は鋭い。
それだけに、すぐ結果が出てくるでしょう。
けれど、それは安全な環境でなければならない。
ある日子供が急に、未来が見えたような行動を取りはじめたら、
その進化の速度についていけなかった
親は、教師はどうなるでしょう?
フォトリーディングの子供向け講座を検討した時も
大きな課題がありました。
子供が先に行く、
それに親は耐えられるか。
ある日教室で突然一人の子がフォトリーディングを始めたら
教師はどう反応するか。
ビジネスの世界でも
チームの誰かがマインドマップを始めたら
周囲は一瞬ひくでしょう。
その人が結果を出すまでは冷ややかな態度を取られることは
日常茶飯に起きています。
大人は自分で自分を慰めることができるからよしとして、
子供にとって親や教師に言われることは
その生命を脅かすほどの大事件ではないでしょうか。
子供たちがフォトリーディングを学ぶことが
大きな意義があるだろう、というのは
子供のころにフォトリーディングを学べなかった
大人の(ある意味勝手な)思いです。
確かに意義はあるでしょう。
そして子供は与えられるモノを批判することはしないでしょう。
スポンジのように吸収し、面白さを発見し、
大人以上に大きなシフトを起こすでしょう。
その時に、安全な環境をつくるにはどうしたらいいか。
フォトリーディングの時は、考えに考え、
そして、親もフォトリーダーである必要がある、
と結論をつけました。
全脳思考はさらに大きなシフトを起こしうるツールです。
だからこそ、丁寧にどうやったら安全な環境をつくれるか
考えていく必要がある。
新しいことを受け入れられるためにダイアログを積み重ね
今まだ全脳思考のような考え方を知らない人にも
その意義と、大切な「場」づくりを理解して頂く必要がある。
そのためにはもっともっと全脳思考、というものを知ってほしい
まだ未知数の多いこのツールを自分自身で使いこんで、
その「場」をつくる行動の一つとして
親子と教師の面談や、教師の間の話し合いのツールとして
使ってみてほしい。
勝手な思いかもしれませんが
今の私の思いです。
本当にこのツールが必要な人、必要な子供たちに
安全にこのツールを届けるために…。
急がば回れ。
でも回るのに、今思っているほどの時間はかからないかもしれません。
「場」がベストなタイミングで答えを返してくれる、
私はそれを信じています。