【ダイバーシティシンポジウム】世界市民として自分の価値を知る必然 | 石ヶ森久恵のブログ

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脳全体を活用する。どのような場面、職場においても基礎力となる「ポータブル・スキル」として!

ダイバーシティ ダイバーシティシンポジウムに行ってきました。

http://www.csr-forum.gr.jp/diversity2006/am.html


ダイバーシティとは何ぞや?かお

と言う方も多いと思います。

公民権運動をかのキング牧師から受け継ぎ、

Black Rage を現した米国人種差別撤廃運動の生き証人、

Price M. Cobbs博士はシンポジウムの中で

「性別、障害の有無、技能、素質、文化、

 人種、民族、性向などの相違を認めること」

と定義付けていました。


単一民族文化の色濃い日本では

殆どの人がある共通した常識の元に生きていると考えています。

性別、障害については違いを理解するけれど

人種、民族、性向と言われても

ぴんと来ない人が多いのではないでしょうか?


しかし日本にも多くの外国人が訪れるようになり、

また異文化にふれたり社会がオープンになる事によって

小さな人種問題、文化相違問題が発生し始めています。


そして一枚岩と思っている「日本人」と言う枠の中にも

女性や非健常者と言うマイノリティが存在することを

無視してはならないと思います。


女性は数の上で半分を占めていますが、

社会的な地位において何の問題もない、と言うほどには

浸透していないと思います。


この点を基調講演で木全ミツさんと神田昌典さんが

述べておられました。


戦後の高度成長、バブルと続く世の中で

社会の男性的な側面、成長性と効率性が強調され

特定の狭いレンジに収まる労働力以外のものを

閉め出して来た結果、「いつクビになるか」と言う

恐怖心の元、冒険ができない社員が増える。

社会が成熟期に入っている今、

女性らしい「自分がやる事を許容されている」と言う

会社であれば、社員はのびのびとした発想を行い、

創造性のある社風を作り、収益を伸ばすことができる


女性雇用問題については関心高く持っていたつもりですが、

2007年の労働力不足を錦の御旗に思っていた自分の

見識がまだまだ甘いと感じ入りました。



Price M. Cobbs博士は、

米国のダイバーシティ運動の歴史を紐解き、

ダイバーシティだけでは吸収できない人と人との関係を

インクルージョンと言う言葉で説明していました。


インクルージョンとは

「価値観の相違を尊重し、

 個人個人が自由に自分を表現できるように

 職場の雰囲気を推進すること」

とされています。

Price M. Cobbs博士のお話では職場に限らず

家庭や学校やあらゆる社会の場面において

尊重されるべき個々人の資質と考えておられました。


社会の柔軟な創造性を維持し、

世界市民としての発展を望むなら、

今こそダイバーシティ&インクルージョンを

意識するべき時代と言えます。

そうすると「個々人の価値観」が確立していなければ

他人の価値観を受け入れるも跳ね除けるも

できない時代であるとも言えます。

日本人が比較的苦手としている

自分の価値観の確立と相手の価値観の受容が

今こそ必要になっていると感じました。


昨今の自己啓発ムーブメントは

ダイバーシティ時代の準備を無意識に整えようとしている

動きなのかも、と思うと結構興奮しますね。


国連公使やTheBodyShopの取締役として活躍される

木全ミツさんの仕事理念もとても素晴らしいものでした。

女性として子育ても嫁姑関係も妻としても

全てのことをやりながら、仕事でも成功する。

女性の素晴らしいロールモデルをまたお一人

見つけた気がします。

想像以上にたくさんのお土産を貰って帰ってきました。

これからも活動に注目していきたいものです。

木全 ミツ
自分が好きになるチャンスづくり―自立する女性へのベストメッセージ!
William H. Grier, Price M. Cobbs
Black Rage