「女性と仕事」強化月間第5弾です(笑)
これも刊行が1992年と古いような気がしますが、
アメリカ社会は日本の10年先を行ってるので
内容についても多かれ少なかれ
現在の日本のオフィス事情に近いものを感じました。
この本はある日上司にコピー取りを命じられた女性が
「事務員が帰宅した後のオフィスの中で
最もコピー取り(のような単純労働)にふさわしい」
とみなされた空しさに、全米を巡り、
125人のワーキングウーマンに取材して得たものを
まとめた、ある意味執念の一冊です(笑)
アメリカは男女平等が進んでいると良く言いますが、
その実ヒラリークリントンは女性である限り大統領になれない
とまことしやかに言われるほど、
根底にある女性差別は根深いものです。
同じく日本の職場においても
女性は畢竟「オンナノコ」と「オバサン」に分類されている
と感じる女性は多いのではないでしょうか。
圧倒的な数の女性達の生の声で最も印象的なのは
「自分がここでコケたら後進の道を閉ざしてしまう」
と言う言葉です。
男性であればまず意識する事のない「後進」と言うものを
ある程度キャリアを自覚する女性であれば
大抵意識しています。
子供が生まれて半年の産休を「変な慣例になったら申し訳ない」
と返上する女性がいることを男性の多くは知らないでしょう。
実際産後の肥立ちが悪いと死を覚悟せねばならないこともある位
産前産後はキツイものなのですが
職場での立場上休みすぎるのは宜しくないと考えてしまうのです。
(当然の権利であるにも拘らず!)
そういったことからも、
女性を取り巻く職場環境は洋の東西を問わず
難しい面がまだまだあるなぁと思いました。
とゆーか。
必要な時に必要な休暇が取れないと言うのは
既に男女の問題じゃなくて人間性否定のようにも思いますけど?
そういう余裕がない所が本当の問題かもしれません。
この本はとても分厚いですが
自分の感覚が仕事をする女性として一般的なのか
そうでないのかをリベラルに見るにはいい資料かも。
- ベス ミルウィド, Beth Milwid, 清水 久美, 和田 芳久
- 男と働く女と働く