学生のアルバイトの頃は手渡しで現金を貰っていましたが、会社では現金授受のタイミングは殆どないし、何かのMVPみたいな時にももらえるのは商品券。給与明細もいつしか電子メールでちょろりと届く時代になり…。
いつの間にか自分の給料の感覚がとっても鈍ってしまっていました。
この本の「はじめに」に
「全ての従業員の給与明細には、こう印字すべきである。『このお金はお客様のお金です』」
とあったのを見てどきーーーーーー!としました。
そう、お客様が弊社の提供する価値を認めてお財布の口を開けてくれたから、このお金が私の手元にくるわけですね。
こんな大事な事が、日々の仕事に忙殺されているとあっさりと抜けてしまうのです。
そしてそういう従業員が多くなればなるほど、その会社は顧客に逃げられ、傾いて行ってしまうわけですね。
この本は「出来るマーケターになる為の本」と思い切り「はじめに」に書いてあります。
会社を運営していく上でマーケティング部門の役割がいかに重要か、それを支える役員をはじめとする従業員の意識がどれほど必要かを延々と説いている本です。
顧客が逃げるのは商品のイメージがぶれていて、全社一丸となってその商品を推薦せず、他社の製品と何が違うかわからないから、とフォックスは説明します。
ではどうすれば商品のイメージがぶれないか、どういう広告なら効果的か、誰がそれを売るのが適当か、他社と何が違う事を主張すれば、お客にたどりつけるのか、そして逃がさないか。それがこの本には所狭しと書かれています。
具体的でわかりやすい文章なのですが、とにかく「○○の為の○箇条!」が徹底的に詰め込まれた本で、これだけ要約が難しい本も珍しい。つまりエッセンスがぎゅうぎゅうに詰まった本、と言うわけ。
何回かに分けてレビューしないとおわらないかも?(笑)
- 著者: ジェフリー・J・フォックス, 原田 喜浩
- タイトル: なぜ顧客は逃げてしまうのか
