【音楽劇】オペラ座の怪人 好きなキャスト | 石ヶ森久恵のブログ

石ヶ森久恵のブログ

脳全体を活用する。どのような場面、職場においても基礎力となる「ポータブル・スキル」として!

キャスト、と言うと劇団四季の浮動キャストを想定してしまう悲しい性の私ですが…(涙)好きな役者さんが怪人をやるのを見たさに一体いくら劇場に通ったのでしょう(涙)なにせ劇団四季は当日までキャスト発表しませんので、東宝のようにキャストを吟味してチケットを買うなんて事ができません。当時私達の仲間内では「今日も5文字の人(=山口祐一郎)だった…」なんて会話が行われていました(トオイメ)

それはともかく。
まだ映画を見にいってないので、純粋にキャストの面白さについて語ろうと思います。その前にどんな人々がオペラ座をにぎわせているか、おさらいしてみましょう。

オペラ座の怪人(=音楽の天使)
オペラ座を騒がす不気味な怪人にして音楽の天才。この世のものと思われぬ美しい歌声と、自分の思い通りにならない時は相手を平気で絞殺する残虐さを併せ持つ。普段5番のボックス席に座を占め、オペラ座を支配する(癖にサラリーも貰っている)謎の人物。みなしごのクリスティーヌの前に父の面影と音楽の天使と言う存在を重ね合わせて現れ、少女を天才的なプリマドンナに育て上げた。
原作ではサーカスの見世物としてトルコから渡ってきた事になっている。名前はエリックと呼ばれていたらしい。

クリスティーヌ=ダーエ
オペラ座のバレエダンサー。幼い頃に父親を亡くし、オペラ座でダンサーとして働いている。父は変人と呼ばれたバイオリニストで、それに慣れていた為怪人の変さ加減も気にならなかったものと思われる。怪人を父とも音楽の天使とも慕い、厳しいレッスンと贔屓を受けて才能を開花させる。
夢見がちで現実と夢の区別がイマイチついてない(^^;

ラウル=ド=シャニュイ子爵
オペラ座の現在のパトロン。若くして文化芸術への関心が高い…のかもしれないが、当時お金持ちの貴族が劇場やサロンへの出資を行うのは至極当り前の事だった。当り前ではなかったのはそこに彼が幼い頃淡い恋を育てていた変人バイオリニストの娘、クリスティーヌがいた事、そしてその劇場には悪魔ならぬ奇怪な怪人が住み着いていた事であった。
通常の神経なら怪人など一笑に伏して手痛いしっぺ返しを喰う所、実に現実的に対応する切れを持つ。知力、財力、貴族の御曹司には珍しい実行力と体力も併せ持つ絵に書いたような白馬の王子様。

支配人アンドレ、フィルマン
オペラ座の新しい支配人。凸凹コンビ。ロンドン及び四季ではスタイリッシュでミーハーなアンドレ、ごうつくで貫禄のあるフィルマンの組合せが多い。いずれも事なかれ主義でカルロッタのヒステリーにも怪人の出現にもおろおろするばかり。そのコミカルな行動が救いになる一面も。

マダムジリー、メグジリー
オペラ座のダンス教師とその娘のコーラスガール。幼い頃に父を亡くしたクリスティーヌはオペラ座で長生したとのことで、二人にはかなり世話になったらしい。オペラ座を支配する怪人の存在を恐れつつ容認している。

カルロッタ、ピアンジ
オペラ座のプリマドンナとタイトルロールを勤める看板役者。トップに上りつめたものの傲慢を絵に書いたような二人。アンドレなどちゃんとファンがついている所を見ると、それなりに評価のある二人であるらしい。

とまぁ、こう言うラインナップな訳ですが。 個人的に最も愛するキャラはやはり怪人でしょう。私が何故怪人にハマったか、後ほどご披露するとして、醜い顔の為に世から疎まれ、見世物にされ人としての尊厳も失ったどん底から、高度な科学知識、音楽の才能、全てをただ自らの力だけで手に入れ、築き上げてきたラビリンスの果ての音楽の天国を、ただ一つの恋情の為に全て失ってしまう、そのどん底と栄光と転落の落差は凄惨ですらあります。衆人環視の只中で、自らの勝利を高らかに歌い上げる筈の「ドンファンの勝利」の舞台で、それでも怪人が口にしなかったあの声が、今も私の耳に聞こえます。「助けて」と…。

クリスティーヌの行動が解せぬ男性の方は多く見えられるでしょう(^^;恐れ、嫌悪を抱きながらも父とも師とも慕った心も顔も醜い怪人が、どうして白馬の王子ラウルとの天秤に乗りうるのか、と。それでも私にはこの話、単なる二股女の話ではないと思えるのです。怪人が閉じ込められている闇を唯1人知るものとして、闇に迎えられた唯一羽の金子雀として…。彼女は怪人の心を救う事ができたのでしょうか?

私の基本線は劇団四季のオペラ座なのですが、その公演で何が面白かったと言って、このキャストが固定ではない事です。宝塚方式だと主キャストはシングルキャスト、帝劇方式ではダブル若しくはトリプルキャストでチケット購入時からキャストがわかっているのですが、四季は相変わらず当日発表ですね。
映画で見慣れた人にはキャストがころころ代わって何がいいんだ?と思うかもしれませんが、これが嵌るんです(^^;

どう嵌るのか、1990年代の劇団四季支配人キャストでちょっとお目にかけたいと思います。どうして1990年代かと言うと、個人的にその頃激しくオペラ座に入れ込んでまして(^^;ネタも結構あるので、ちょっとお目汚し含めてご披露いたします。