先日来お願いしている
「フィギュアスケートの採点システム改善へ向けての行動を嘆願する署名」について。

FPUの会議室でちょっと話題になったのですが、
ひょっとしたら何か誤解されている方もいるかもなになに?と思うので改めて趣旨説明を。


私もそうですが、FPU会員のブログでは、採点について陰謀や不正、
特定選手への上げ下げを声高に訴えている人が多いので、
今回の署名も「不正がある」と思っている人しか賛同してもらえてないのかな?
という懸念が困った

今回の署名の一番の趣旨は、「不正があるかどうか」ということではありません
一番多くの方に受け入れられそうな言い方を探すとすれば
「最近、いい演技をしたと思う選手と
実際に勝った選手が違うこと、多くないですか?」
「採点結果と自分の印象が違いすぎて、
つまらない競技になっていると感じませんか?」
という感じでしょうか。

つまり、不正はなくとも、採点方法(各エレメンツやPCSの配点など)が
競技をつまらなくさせている、と感じる方は、ぜひともご署名いただきたいし、
それが可能な呼びかけ内容にしていますキリッ!

不正はないと思っている方でも、たとえば
不正を疑われるような匿名ジャッジだけはやめてほしい」とか
ジャンプの配点は高くするべき」とか「TES・PCSの係数のかけ方がおかしい」とか
基礎点とGOEの二重減点はやめた方がいい」とか、
「採点システム」に物申したい方ならどなたでもご署名いただけます。
極論を言えば「ソルトレイク以前に戻してくれ~~」というご意見でも、
コメント欄にそれを書き込んでいただければいいわけですOK

印象と得点の乖離は、素人ファンのそれにとどまらず、海外の解説者や振付師、
果ては選手本人にまで及んでいます。(「小梅のLet's go soon」さんの
こちらの記事には、今回の世選アイスダンスTOP2の話が出ています。ご参考まで。)
6.0採点時代にも、得点発表とともにブーイングが聞こえることはありましたが、
2010バンクーバーのジョニー・ウィアーと2010世戦の浅田真央の得点の低さに対して、
2011世選のキムヨナと先日の世戦のPチャンの得点の高さに対してなど、
大きな大会で必ずと言っていいほど起こるブーイングは異常です。

私たちがしたいのは、一人でも多くのファンの声をスケ連に届けることです。
そして、それをもとにスケ連内部の心ある方に気付いてほしいのです。
人気スポーツになったフィギュアスケートでも、ファンの思いを置き去りにしては
衰退するのはもう目の前ですよってことに。
そして、ISUにも届けてほしいのです祈る

見て楽しむことができるようにルールを改正するのは、
他のスポーツではよく見られることです。
バスケなら昔は前後半で区切っていたものが、今はピリオド(クオーター)制ですし、
30秒ルールは24秒へと変更されています。
試合の流れを区切ることで中だるみを防ぎ、戦略の変更をしやすくし、
ゲーム全体の流れが行ったり来たりすることで接戦を助長する、といった理由でしょうか。
(ピリオド制はもともとNBAでテレビ放映のCMのためのプロ用ルールが
エキサイティングだったため、アマの公式ルールとして採用されたようです)
これは選手や大会運営者と同時に「見る人のためのルール変更」と言えますねグッド!
バレーボールもそうです。ラリーポイント制は、試合時間短縮のためだけでなく、
バスケと同じような理由から導入されました。
サーブ権の移動だけで何十分も時間が過ぎるのは、
良く言えば白熱しているということなのでしょうけど、正直見ている方も疲れましたよね。
やっている方も見ている方も楽しめなければ、競技としては発展していきません。

単に美しく感動的な演技だけを見たいならアイスショーがあります。
技と闘志をぶつけ合い、自身の限界に挑戦する真剣勝負を
応援したいという気持ちを、この署名に乗せてください
!

会員さんが翻訳を担当したイタリア版世選EX 高橋大輔の動画です。
解説者が採点に関して疑問を投げかけています。




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