個別株投資では9割の投資家が負けるらしい…という話を聞いて、諦めてしまっている人。

 

うーーん、もったいない。

 

というわけで初回は個別株投資を始めようか迷っている人に、この言葉の真相を、投資が向いてる人の特徴も含めてお話ししたいと思います。

 

 

結論から言うと、私は勝てる人が1割しかいないなんて、全然そんなことはないと思っています。

 

ただ、最悪1割しか勝てない相場はあり得るし、「大抵の時期は負ける人の方が多い」くらいの感覚です。

 

自由に売買することが前提で、裁量権の大きい個別株投資の成績は、

 

地合い(相場の良さ、全体が上昇トレンドか下降トレンドか)×本人の実力

 

で決まると言われます。

 

つまりいつ買っても勝ちやすい時期もあれば、いつ買っても負けやすい時期もあります。

何%が勝てるかなんて、相場によるので言えるわけがないのです。

 

 

しかし、私の大好きな◯学長すら

 

「個別株投資で勝てるのはせいぜい100人に1人くらいでしょうね〜」

 

なんて言われてしまっているので、それを鵜呑みにしてしまうと

 

個別株ってそんな難しいの?ガーン

 

と思われてる人もいるだろうと思い、これを書いてる次第でして。

(◯学長は周囲に事業で稼いでいる人が多かったりして、わざわざリスクを取ることを万人にはオススメしてないのかな?と勝手に思っています)

 

確かにいつの時代も勝ち続けられる投資家に絞れば、それくらいの数字になるかもしれません。

 

まぁそんな天才はごく一部なので、私たちは危険な相場を回避して、「トータルで勝てればいい」気持ちで取り組んでいけば良いです。

 

そもそもそれなりに勝てる投資家が1割だとしても、上位10%に入ればいいということになるので、淡々と努力が続けられる人なら必要以上に恐れる必要はないと考えています。

 

参考までに2020年(コロナショックからのV字回復によりめちゃくちゃいい相場だった時)に関する記事によると、日本株運用成績がプラスだった人は半分くらい。

 

 

 

 

これだけ好相場でも半分にとどまるのは、それだけ人の心理に抗う投資行動が難しいからなのでしょうね。

 

そんなこんなで常に10人中9人が負けるわけではないのですが、この辺り影響力のある人の言うことを素直に聞いてしまい諦める人は、端から投資にはあまり向かないかもしれません。

 

それが学長からのメッセージだとすれば、やはりすごい人です。知らんけど。

 

さて、最後に「人に流されない、自分で思考できる人」という特徴以外に、私が思う個別株投資に対する適性がある人の特徴を挙げておきます。

 

 

ダイヤオレンジ株式投資を好きになれる人

 

最重要です。「稼ぎたい」だけじゃ、質の高い投資は続けられません。

 

テクニカル分析をして今後の株価動向を予想するのが楽しくてたまらない人

決算資料読んでライバル企業の分析をしてたらいつの間にか日が暮れる人

 

それくらい夢中な人はあっという間に投資に関する知識が貯まりやすい。

何をするにしても、才能がある人に唯一近づける素養だと思います。

 

ダイヤオレンジ勉強が好きな人

 

よく「投資やってる人って賢そうだよね〜」と言われますが、確かに投資では考えることが多く、複雑な手法も存在します。

ただ逆立ちしてもわからないということはほとんどないと感じているので、地頭の良さがなくてもコツコツ真面目に勉強を続けられる力があれば、いずれ勝てる投資家に成長できます。

 

当たり前ですが、平均的な勉強をしていても平均的な成績しか残せません。

難しいことも諦めず、一つ一つ理解することを積み上げられる人が周囲と差をつけます。

 

ダイヤオレンジ孤独耐性がある人

 

よく比較されるのですが、普通の人が株式投資と同様にがっつり収益を得られる「事業の立ち上げ」ではコミュ力や人脈が大切になることも多いのに対し、投資の世界は圧倒的に孤独だなぁと感じています。

それもそのはず、大金が動く世界にはヨコシマな心を持つ人も多くおり、誰の言うことが正しいのか?というライアーゲーム状態になりやすいからです。

 

もちろん投資コミュニティなるものも多数ありますが、選ぶにも注意が必要で、それこそ「人に流され色々騙し取られない自信がある人」のみが恩恵を受けられるもの。

基本的に人とのつながりは薄い側面があり、人と対話することが好きな人にとっては寂しさを感じるかもしれません。

 

ダイヤオレンジ自分に厳しい人、思考と感情を切り離せる人、サイコパス性のある人

 

この3つはかなり被るところがあるのでまとめました。

言うなれば「報酬を追求するためには自分の感情も犠牲にできる人」。

 

以前ちらっとポストしたのですが、

 

・購入時より下げている時にわざわざ損を出す

・今決済すれば利益確定できる場面で決済しない

 

という、感情に背く行動も取れないと投資の勝率は低くなるようにできてます。

「損したくない」「得したい」という、普通の人なら誰もが感じる感情を排除し、自分で決めたルールを破らず、合理的な判断が下せる人は投資に向いています。

 

ただこちらは慣れもあるので、最初からできなくても大丈夫。練習ありきです。

 

 
いかがでしたでしょうか。
 
やはり自分には無理と思った人も、これならできそうだと思った人も、その素直な感覚を大切にして決めてみてください。
一番もったいないのは、「何も考えずイメージだけで最初から諦めること」ですからねニコ