先日、8月3日に行って来た『真田相伝六神社御朱印巡り』の様子を更新させていただきましたが、同日、御朱印巡りをしつつ、史跡巡りもしてきたので、その様子を4回に分けて話したいと思います。
まずは『真田氏館跡』です。
真田氏館跡は、真田氏の上田城築条以前の居館といわれ、現在でも「御屋敷」と呼んで親しまれているのですが、居館との確証はないんだそうです。
中世豪族の居館の形態が、ほぼ完全な形で保存されており、真田氏一族の貴重な遺構として昭和四十二年に長野県史跡の指定を受けたとの事。
この館跡は、西方に開いた本原扇状地の奥に位置し、また、真田氏城跡群がこの扇状地を取り囲んで築かれたことからも、堅固な立地を考えて居館としていたことがわかるそうです。
館跡の四方を囲んで築かれた土塁は、周囲五二〇メートル余あり、外周には、堀が巡っていたと推定されているそうです。とくに北面は、大沢川が天然の堀となって現在も残っています。
また、土塁の南面に、大手門(おおてもん)、北面に搦手門(からめてもん)があり、南東の角にも小規模な門があったといわれているとの事。
土塁の内側は、主に二段の曲輪(くるわ)からなり、東側上段の曲輪には、真田昌幸が上田城へ移る際に勧請したと伝えられる皇大神社(別エントリーにてアップさせていただいています。)がまつられています。
その北西隅に厩(うまや)と称される約十メートル四方に区画された土塁が見られます。
また、西側下段の曲輪には虎口などの遺構が残されています。
現在は「御屋敷公園」として整備され、ツツジの名所としても有名です。
皇大神社の様子はこちらをご覧ください。