5月5日に行った長野・松代の御朱印巡り。
ここからは、松代での御朱印巡りをあげていきたいと思います。
松代でも、数か所、御朱印巡りをしてきました。
まずは『信濃三十三観音霊場』の『虫歌山 桑台院(くわだいいん)』。
松代から上田の真田町へと抜ける地蔵峠に入る手前辺りに入り口があります。
参道の階段横に、車一台が通れるくらいの小道があったのですが、急な坂道で、更にガードレールなどなく、車で行くのはちょっと心配だったので、階段下の脇に車を停めて階段を昇っていきました。
かなりの急階段です=3

階段を昇り切ると、赤茶色の山門がありました。
山門を潜り抜けると・・・。
更に急な階段が=3=3
運動不足の私にとってはかなりきつかったです(**;)
階段を昇り切った所に『桑台院』がありました。
『虫歌院 桑台院』
孝謙天皇の御代行基地菩薩が、この地に訪れた時、桑樹の大木があり、天蚕がその葉を喰いつくし、その後に一首の和歌「ただ南無たのむ木のもとここなればあめをもらさぬ誓いとぞしれ」と記されてあるのをご覧になり、奇異に感じられ、すぐに桑樹立木の儘千手観音像を彫刻させ、精舎を建立そて、虫生田山桑台院引虫寺と称し、養蚕の守護と、産業繁栄と、万民至福を祈る霊場としたそうです。
(『信濃三十三観世音奉納経』より参照)

参拝の為、お堂へ。
ここにも階段が=3
ここまで来ると流石に足が痛かったです(TT)

お堂の横から中に入るようになっていました。

入り口には看板が。
山名や寺院名から、養蚕と関連があるのではと思うのですが、その通りであるようで、この地方では古くから養蚕が盛んであったそうです。
その為、地元の人々は「むしおだの観音さん」または「むしうたの観音さん」と親しまれ、蚕を病害から守り、養蚕の繁栄を祈願する人々が熱心に参拝したと云われているそうです。
また、信心深い旅人が、無数の蚕の繭の中から響くさなぎの泣き声に驚き、僧を呼んで蚕を供養する堂宇を建てたのが始まりという昔語りも伝わっているそうです。
(『信濃三十三観音札所巡り』より参照。)
この日は扉が閉まっており、また六文銭の垂れ幕で覆われており、観音様を見る事は出来ませんでしたが(開放される時もあるそうで、その時は大勢の方がこの場所を訪れるそうです。)、4メートル余りの観音様が祀られているそうです。
御本尊千手観世音菩薩のご詩歌
「むしをたに、かげをかくすは、ひがしじょう
ありあけづきは、にしにかたむく」
また、『葦原検校木像』も祀られているそうです。

ここには、芳名帳ならぬ、参拝に訪れた方々が参拝記録として残していくノートがありました。
この日は私の他にも、訪れた方がいらっしゃったようでした。
『桑台院』の麓には沢山の民家が点在しているのですが、参道に入った途端、近くに民家がある事を忘れるような雰囲気を感じました。