時空戦士スピルバンを全話視聴完了。






メタルヒーローシリーズで言えば五代目のこの作品。宇宙刑事三部作で一つの区切りともいえるが、
個人的にはスピルバンで大きな区切りともいえる。

アクション。

このシリーズはJAC・ジャパンアクションクラブ所属の俳優が前面にあふれるもので、変身前の役者がスタントなしで殺陣を演じきれるのが魅力の一つだ。

それにスピルバンを演じた渡洋史氏は二作目の宇宙刑事シャリバンで一年間主役を演じた俳優でもあり、スタントは折り紙付き。

この時代では普通?だった『同じシリーズもので同じ俳優が違う役で別番組に出演』というところも面白い。
大昔の映画会社で決められていた五者協定みたいではないか。

特に渡氏は前作・ジャスピオンにも助っ人キャラで少し出演し、スピルバンの姉であるヘレン役の森永奈緒美氏も前々作・宇宙刑事シャイダーでアニーを演じていたから驚きだ。



驚きといえば今作品には歌手・水木一郎が俳優として出演しているのだ。

とはいってもシリーズ最初と最終回だけで、あとはセリフのない回想シーンが数秒あるくらいだが…。



最終回はセリフも多く喜怒哀楽の演技も試される回であったがこれが上手いんだな。

最終回なのにサムネがラスボスの女王パンドラ…。

 

 

 

 

 

 

 


セリフの一言一言に説得力がある。
棒演技ではないが「歌手」という歌で相手に伝えることをしていたあたりは素人以上なのだろう。

しっかしアニキ…全然変わらないね。変わらないように努力してるんだろうな。




少し脱線してしまったが、この作品が区切りといえるのは次作・超人機メタルダーの影響だ。

生身アクションができる俳優を売りにしていたシリーズが一転してアクション未経験の役者を主役にした。
これによりメタルヒーローシリーズの大きな意味での第一期は終了したともいえる。

 

ヒーロー番組であるがゆえにマンネリというものが付きまとうのは事実。

それを打破するためにまずは配役でテコ入れ…といった感じか。