祇園祭の頃なのに | 豊島区・池袋 〜表千家 茶道教室〜 宗珠のブログ
例年祇園祭で賑わいを見せるこの時期となりましたが 以前収束の気配をみせない新型コロナウィルスの影響により山鉾巡行等様々な行事は中止となり神事のみ行われるとの事です




祇園祭となりますと毎年

祇園祭の風情も艶やかな帯を締めてお稽古にお出かけになる晴馨さんです

 今年は叶いませんが
毎年見せてくれる風情ある姿を思い出しています








 長刀鉾











着物姿の素敵なこと
日本に生まれて幸せに思う瞬間です

その時々の季節や行事を映し出し
お茶の席に華やかさを添えてくれました




山鉾に釣られた駒形提灯に火が入ります














生稚児の乗る長刀鉾 
その長刀で疫病を退治してくれる



コロナ対策の為 迦葉庵では
マスク着用にての移動や席中となる為熱中症等にも配慮して着物禁止の稽古を継続しています


その為 本来持つ茶の湯の空気感は失われていますが かつての良い日を思い描きながら稽古に励んでいます





 平成18年 11月 八坂神社


猶有斎宗匠 御襲名記念祝賀茶会の折

八坂さんのあでやかな提灯に目を奪われる

 懐かしい佳き日







平安時代に京都に疫病が流行したとき
祇園の神を祀り災厄の除去を祈った事が起源と言われている祇園祭


 今年は神事のみとの事

それも仕方ないことですね






 そんな中


晴馨さん お稽古に
アマビエの八橋をお持ち下さいました















 世界中の人々の祈りです



コロナ危機に加え

 日本列島を豪雨が襲い更なる災害が
私達を苦しめますが この危機を乗り越えればきっと良い日が訪れると信じています



お家元宗匠も同門誌の中で心まで感染しないよう日々を大切にするようにと勇気づけて下さいました

 


 木槿   祇園守りと言う銘