僕が中2の時に母が目の前で他界。
父とは小さい頃からほとんど一緒に生活したことがない。
父は生まれつき足に障害を持っていて。
頭は良かったはずだったろう。
でもその時代、その障害で学校だけではなく、世間、そして親から心に傷を付けられていたらしい。
悪さで自分を守る。
鑑別所出ちゃ入っての繰り返しの未成年時代。
結局、それが根付いてしまった。
悪さを除いて。
だから、孤独を選んだのだろう。
まぁ、そんな父が僕は嫌いだったらしい。
僕は40歳になった。
それまでに難病になり、障害者となった。
大々的に障害者差別はやめようと謳っている。
が、全く何も変わってないよ。
今年の2月。
父の住まいへ新聞配達している人からポストに数日分入ったままと連絡が。
兄が住所を知っていたので僕と2人で父の住まいへ。
電気がついてるがノックに反応がない。
大家さんに鍵を借りてドアを開けた。
すぐにわかった。
ドアを開けた先に父が倒れてたから。
新聞配達ので数日って聞いてたから110番だけど、僕は何故か119番へ電話してしまった。
もう遅いのに、指示通り救急隊が到着するまで心臓マッサージをし続けた。嫌いなはずなのに。
救急隊が到着し、その後警察が来てそして検死。
検死の結果、3日前の2月11日の未明と。
何故か、楽になれたか?と、心の中で父に問いかけた。
障害者って事が散々な人生に変えてしまったから。
答えは返ってこない。永遠に。
父と母と僕と兄、家族皆で唯一共通している事。
音楽が好き。
それだけ覚えている。
だから、父と母に届ける。
今の僕の身体でできる音楽を。