あ〜、近くで止まったな


嫌な予感、、、


デジャブ、、、


急いで外に出てみる


近くのマンション前に

救急車と消防車が止まっていた


向かい側の空き地まで行って、そこにいる人たちに聞いてみた


3階のあかりの見える窓

そこから搬出されるらしい


そのうち全身を毛布で覆われた小柄な人物が

ストレッチャーに乗せられて救急車に運び込まれた


「小さいよね?」

「おばあさん?」


自分は全く家族構成など分からないのだけど

その人物が誰にせよ、誰か通報した人か、付き添う人がいるのでは?

と、見ていたら


まだ幼稚園児くらいの女の子が2人、消防隊員らしき女性に連れられて出てきていた


(えっ?子供が出てくるって、、)


そのうち、まだ生後数ヶ月くらいの赤ちゃんを抱いた男性が出てきて、救急車に乗り込んだ


(ええっ?お父さんだよね?)


あんな小さい子たちだけでも驚いたけど、乳飲み子までいるなんて!


(、、お母さんは?、、まさか、、)


2人の女の子たちは救急車には乗れない

しかし、すぐに預かることのできる人もいない

消防隊員らしき女性が対応を考えるようだ


救急車はまだ受け入れ先が決まらないようで止まっている


(でも、救急車に乗せたということは、生きているんだよね。)


全く知らない人だけど、無事に帰って来られることを祈ろう



ウチの近くに救急車はたまにやってくる

年寄りが多いからなのだけど


救急車と消防車が来る時は

なんらかの問題がある時


そして今までその組み合わせで来た時は

人が亡くなっていた


最初の1回は、2階で寝ているはずのご主人を、お風呂だよと、呼びに行ったら亡くなっていた、という突然死


昨年は、すぐ近くのご近所奥さま友さんで

とても驚いた、、

自分よりまだ若いのに、死に急いでしまった

まだ信じられない思いだ

まず家族、特に2人暮らしなら夫が助けてあげられなかったのだろうか、とも思う



先ほどのマンションでは、口にはできないことも起きていて、最初に救急車が来たから、今回も真っ先にご近所中がそのことを思い出したと思う



救急車のサイレンを聞くと、胃のあたりがギュッとするようになってしまった