TBSの『世界遺産』は、以前も書きましたが、毎週録画して楽しみに観ている番組です。
(2020年8月31日ブログとか)
ここ最近、BGMの雰囲気が変わったように思えて、すごく気になってます。
それもあまり良い感じじゃない…。
まず自然遺産などは、全体としては同じ景色を捉えているのに、カットが変わるたびに全く曲調が変わることが多い。
それにまた、かなりうるさい音楽が増えた気が…
それからドラマの盛り上がりみたいな劇的音楽(音響?)を多用。
(音楽♬〜ドーンンン〜)みたいな…
「この岩山は一体?」
のナレーションでそこまでの音、必要?
ナレーションが入っているのに、歌が入る、それも同じくらいの音量で…。
気になってしまって、せっかくの映像に集中できなかったり、ナレーションが聞き取りにくかったり…
この頃は直接取材に行かれないためか、先日の『世界遺産』のフレイザー島は映像のみで、参考資料?にも見えなくもないと思ったのですが、
自然遺産だから、景観が楽しめたり島の成り立ちを知ったりは面白かったです。
BGMの始まりはいつもよりおとなしめで良い感じと思っていたら、画面が赤い水の筋と湖の映像に変わりました。そしてBGMも変わって、、、
(あれっ?この曲知ってる!?なんだっけ?)
管楽器の切なげなメロディ。
途中からオーケストラバージョンで壮大に。
私はもう映像も目に入らず、ナレーションも耳に入らず、、、
「あっ!ドラゴンクエストだ!」
後で楽譜を確認したら、「ドラゴンクエストⅢ」の『おおぞらをとぶ』でした。
やっぱりBGM担当の人、変わったのかな。
音楽の選択傾向が、前と違うと思います。
ずぅっと不思議に思っていたこと。
「BGMを決める人って、古今東西の全ての音楽を知っているわけじゃないのに、どうやって、このシーンにはこれ、とか選んでいるのだろう?」
今はコンピューターに
「嬉しい時の曲」
とか
「悲しい時の曲」
とか
データ保存されていてその中からチョイスかもしれないけど、自然などの映像に音楽をつける時は、あまり視聴者の意識を邪魔しないような音楽を考えるのじゃないかしら。
クラシックあたりは無難。
そんな中、環境音楽みたいなものが重宝されるようになったと思うのだけど、この『世界遺産』のBGMは、ちょっと攻めすぎ〜。
視聴者の感情を誘導したい意図が感じられて、かえって邪魔に思える。
もう少し、落ち着いて映像に集中できるBGMにしてほしいかな。