えみるの人生を変えたというか、考え方を変えた友人の一言を紹介。
まぁ、カミングアウトしたときに、
「それでも、あんたはあんたやろ?気にせんよぉ」
というのは、普通にある話。
その友人は少し違ってた。
いったい何のタイミングで言われたのかはよく覚えてないんだけど、その言葉だけは、よく覚えてる。
それは、
「あんたは、周りの人を不快にしないために、気を使ってウィッグを被ってるんだよね?」
って。
そんなこと考えたこともなかった。ウィッグを使うのは、自分を守るためだとばかり思い込んでた。でも、なんか、その一言で、すごく心の中が軽くなった。
よく考えたら、へんな気もするけど、ストレートできつい言い方にも見えるね。でも、確かにそう思えば、隠してることを引け目に感じるより、これでいいんだって思える。自然だったり、自分が堂々としていれば、ほかの人も自然に返してくれる。
隠すことが、悪いことじゃないんだって教えてもらった気がした。
あとは、『美容師にでもなれば?』って言われたこともある。それもまた何も考えたことがない意見で、びっくりした。
まぁ、結局今でも髪型やらにはあまり関心はないし、娘の髪を結わうのも、毎朝苦労してる状態。なんにもやってこれなかったツケがいま回ってきてる。まぁいいか。
とにかく、脱毛症になったのは、誰のせいでもないし、どうしようもなくそこにある事実。
受け入れようと思っても受け入れきれないのも事実。
毎日とは言わなくても、ときどきはやっぱり自分のそんな姿に、悔しくなって涙したり、憎んだり、殺してやったりしたくなるのも事実。
ときどき思い出すこの言葉が、やっぱりあたしの中で大きいかな。