新時代の黒字経営術 明日からのビジネスをやりなおそう! -4ページ目

優先順位の原則

先日、ピーター・ドラッガーのプロフェッショナルの条件を読み返してみました。私にとって久しぶりの仕入活動の一環です。
 
書籍の内容はアメリカンチックな表現のためか、少し私にはわかりづらい記述が多く、読み続けていくとすぐに眠気が発生してしまいます。
しかし、内容面では、人生の法則というか自己実現を図るための内容が満載でした。
 
その中で特に私が「目から鱗」となり、とても惹きつけられた内容がありました。
それは「優先順位の法則」です
以下が「優先順位の法則」の内容です
 
”優先順位と劣後順位に関して重要なことは、分析ではなく勇気である。優先順位の決定についてはいくつかの重要な原則がある。しかしそれらの原則はすべて分析ではなく勇気に関わるものである。”
  1. すなわち第一に、過去ではなく未来を選ぶことである
  2. 第二に、問題(欠点)ではなく機会(強み)に焦点を当てることである
  3. 第三に、横並びではなく自らの方向性を持つことである
  4. 第四に、無難で容易なものではなく、変革をもたらすものに照準を合わせることである
私はこの“勇気”という言葉が大好きです。
 
今、無難に行っていること、皆が行っているからなんとなくやっていること、このままでは将来はだめだとわかっているのに今を守るためにしかたなくやっていること、それらから勇気を出して撤退することができないと“後悔する人生を送りますよ”と言われているようです。
 
私は、いつも強く思うことがあります。それは、
  • 自分の判断でスイッチング(判断の切り替え)を行うことが、人生で一番難しいことである
  • しかしスイッチングを自分の判断で勇気をもって出来る人には、必ずチャンスが与えられる
ということです。
 
さらにもう一点、最大級に共感する法則は、第四の法則です。無難で容易なものではなく、やりたくないこと、厳しくて難解と思えることに実は勝機があると言われているような気がします。
 
かつての恩師が10年前に、自分の変革のきっかけとなる仕事のチャンスを与えてくださったことを思い出しました。当時は難解で“いやでいやでたまらない”と思ってた仕事が今の自分のビジネスになっているのです。
誰もやりたがらないから“ビジネスチャンス”になるということなのですね。
今後もこれからもこの考え方を忘れないでいきたいです。
 
ドラッガーさん、いつまでも色褪せることのない素晴らしい教訓をありがとうございます。