韓国で拡大する「ゲイ市場」という記事ですが、
徴兵制のある国はホモネタが多いのかな?
◆「ゲイ市場」影響力増大、若い女性たちの「幻想」も一役(朝鮮日報)
■本格的なマーケティングには慎重
2日午前2時、ソウル・梨泰院の消防署通り。閑散とした路地で20代の女性3人が周りをキョロキョロ見回していた。彼女たちは「聞いたことはあるけど、初めて入る」と言いながら、あるゲイバーに足を踏み入れた。この一帯で客が最も多いこのゲイクラブでは、20代の女性イさん(写真作家)がカクテルを飲んでいた。イさんは、「週末の夜には人がいっぱいで階段にまで行列ができるので、空いている平日の夜に来た」と話した。
この店のマネージャー(35)は「観覧料1万ウォン(約740円)の女装ショーがある日は、30坪(99.17平方メートル)ほどの空間に150人から200人以上の人が集まる」と話す。ゲイクラブとしてオープンしたこの店に、一般の客が増え始めたのは5、6年前からだ。マネージャーは「1、2年前から売り上げが2倍になったが、客のうちゲイは20%だけ」と話した。客の大部分は「ストレート(異性愛者)の女性」とのことだ。女装した従業員(32)は「ちょっかいを出す男がいない上、ゲイに対する抵抗感も少なくなり、女性客が多く訪れる」と話した。
■ゲイ・マーケティングに財布を開く一般人
「ゲイ・マーケティング」に財布を開く一般人が徐々に増えている。ドラマやブランド広告で男性同性愛者の「洗練された消費傾向」が注目されるようになったため、という意見が多い。ファッションコラムニストのファン・ウィゴン氏(43、オフィスh代表)は、「ゲイたちに人気のある商品や、文化コンテンツが流行になり広まっている」と指摘した。
「アイドルグループ『SHINee』のスキニージーンズやまだら模様の服などは、もともとゲイたちがクラブに行く際に着る典型的な服装でした。歌手ピの腹筋ダンスやパク・ジニョンのウェイブも、もともとは男性が男性を誘惑する際に踊る動作だったのです」。歌手のBoAは2009年、サンフランシスコのゲイ・パレードでエンディングの舞台を飾った。インターネットではBoAが米国のあるゲイクラブの舞台に立ち、客席から「BoA!」と歓声が上がる動画が流れた。BoAの所属事務所は「当時ほかの州のゲイ・フェスティバルからも出演依頼が多かったが、世界最大のゲイ・フェスティバルであるサンフランシスコ・ゲイ・パレードに参加した。08年にはレディー・ガガが同じ舞台に立った」と話す。
■「ピンク・マネー」が広まる
ゲイが自ら消費し、ゲイのために生み出される消費を「ピンク・マネー」という。イギリスのBBC放送は、1998年「ピンク・ポンド」に関する記事で、ゲイ市場の規模を350億ポンド(現在のレートで約4兆5213億円)と推定した。その後、ゲイ・マーケティング専門のコンサルティング会社「Outnow」は、08年に市場規模を810億ポンド(現在のレートで約10兆4635億円)と分析した。
ピンク・マネーはすでに30年前に登場した概念だが、実際に注目を集めるようになったのは、十数年前からだ。過去に比べ、社会・経済的影響力のあるゲイが増え、衣料、旅行、外食などの消費分野で影響力が大きいことが背景にある。
米国の時事週刊誌『タイム』は06年、男性同士がキスをする場面を取り入れた有名ブランド「ドルチェ・アンド・ガッバーナ」の広告を例に挙げて、ゲイ広告が主流メディアに登場する回数が増えていると伝えた。国内でも05年に男性同士がカップル料金を申し込むという内容のある通信会社の広告が流れた。また、先月発売されたあるスマートフォンの広告では、男性2人が体を密着させて顔を撫でるという場面が登場した。広告会社TBWAのパク・ウンヒョン・クリエイティブディレクター(50)は、「国内では、消費者たちに『ゲイ・コード』が隠れているのかどうか、混同を与える手法を取り入れるだけ。本格的にゲイ・マーケティングに乗り出すのは、リスクが高いため避けている」と話した。
やはりゲイ広告に対する反発も相次いでいる。イギリスの広告標準協会(ASA)には、06年当時、「ドルチェ・アンド・ガッバーナ」のキス広告に対する抗議が相次ぎ、米国家族連合会(AFA)は、ゲイ・パレードに資金を援助したフォード自動車に対し不買運動を起こした。「正しい性文化のための全国連合」の同性愛差別禁止法反対キャンペーンに賛同するイ・ヨナ牧師(63、ホーリーライフ代表)は「市場原理に従ってゲイ・マーケティングは伸びているが、ゲイの文化的影響力が主流になることはないと思う」と話す。
■一層しなやかに振る舞う男性従業員たち
ゲイ・マーケティングには、20代や30代女性の「幻想」も大きな役割を果たしている。ファン・ウィゴン氏は「ドラマの影響からか『ゲイの友達』がほしいと思っている女性が多い」と話す。3日午前11時、ソウル・新沙洞のカロスキル(街路樹通り)にあるカフェ。ここで働く約10人の男性従業員は、外見はそれぞれ違うが、皆ジェスチャーが豊富で、ソフトな声の持ち主だ。
従業員のシンさん(23)は、「たまにお客さんが私たちをゲイと間違えることがあるが、実際は全員異性愛者だ」と話す。ゲイではないが、「ゲイのような」立ち振る舞いで客を集めるという。従業員のキムさん(30)は、「女性のお客さんが、女性っぽいジェスチャーや繊細な言葉使いが気楽でいいと言うので、自然に『ゲイ・スタイル』を真似するようになった」と話す。
タレントのホン・ソクチョン氏が、ゲイであることをカミングアウトした後、02年に梨泰院に最初のレストランをオープンし、梨泰院、麻浦、洪大に計6店のレストランを経営するようになった。ホン氏は、「実際には、男性従業員のうちゲイは多くないが、大部分が繊細かつしなやかで感覚的だ。客の70%を占める女性たちが、(そのような男性従業員を)特に好む」と話した。ゲイに対する幻想と嫌悪が共存する韓国。それでも「金儲けできるゲイ」という認識は徐々に高まっている雰囲気だ。