電子書籍化、いきすぎた自炊。無断でスキャナーし、海賊版違法コピー商品を販売 | 旅行ガイドと電子書籍@韓国ソウル

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ちょうどスキャナを買い換えようかと思っていたら…パソコン

◆アップル社のソフト配信サイト「アップストア」で海賊版を販売

『タブレット端末やスマートフォンが普及する中、熱い注目を集めている「電子書籍ビジネス」に大きな落とし穴があった。村上春樹さんの最新作「1Q84」の中国語版が、無断で電子書籍化され、アップル社のアプリケーションソフト配信サイトで販売されていることがわかった。

2010年5月、日本に上陸した「iPad」。出版界に革命をもたらすとまで言われた衝撃のデビューから、半年以上がたった。家電量販店のプリンターコーナーでは、電子書籍化に関するコーナーが設けられている。紙媒体の書籍や雑誌を電子化する、いわゆる自炊行為に欠かせないスキャナーが、今、人気商品になっている。売り場担当者は、「雑誌、書籍を自分でスキャンできて、それを持ち運べるということで、一番需要が高まってきているかと感じております」と話した。

誰もが手軽に行える「電子書籍化」。そうした中、大きな問題が発覚した。アップル社のソフト配信サイト「アップストア」で販売されている村上春樹さんの小説「1Q84」が、実は無断で電子書籍化された中国語版だった。中国でもベストセラーとなった「1Q84」。しかし、電子書籍化された中国語版は、正式な形ではリリースされておらず、アップストアで販売されているのは海賊版だった。海賊版「1Q84」中国語版の文章は、すべて横書き。その中に、登場人物の1人、「青豆」の名前が見て取れる。一方、2009年11月に台湾で正式に発売された中国語版単行本は、文章は縦書き。しかし、海賊版と比べてみると、字体に若干の違いがあるものの、ほぼ一致している。単行本を無断でスキャナーなどで取り込むなどして、電子化したものとみられる。「1Q84」単行本の台湾での定価が、1冊およそ1,000円に対し、海賊版電子書籍は、全3巻で230円。海賊版であっても、売り上げの70%が海賊版の制作者へ、残り30%がアップル社に分配される。中国・北京の村上春樹ファンは、海賊版について「わたしは正規版を買います。ほかの人は収入の問題もあるからわからないけど」、「友達はほとんど海賊版を読んでるよ。だって安いから」などと話した。アップストアで堂々と販売されている「1Q84」海賊版。村上さんの著作権を管理する事務所によると、以前も同じようなことがあり、アップル側に消すように依頼し、消去させた。今回も消去を依頼する方針だという。

著作権問題にくわしい、福井健策弁護士は「著作権法っていう法律の中に例外の規定があって、個人的に楽しむためだったら、ダウンロードしてもかまわない。(アップル社は)侵害コンテンツが配信されて、それによる収入を得てますよね。(著作権)侵害物が配信されるのを防ぐような、ちゃんとした対策を取っていないと、法的な責任を負う可能性は高くなります」と話している。アップルジャパンは今回の件について、「個別の対応は公表していない。正当な著作権者が不利益を被らないよう努力したい」とコメントしている。』

◆村上春樹さんらの電子書籍海賊版で初協議

作家村上春樹さんらの作品が無断で電子書籍化され、米アップル社のソフト配信サイト「アップストア」で販売された問題で、国内の出版社で構成する日本書籍出版協会は14日、アップル社と東京都内で問題解決に向けた協議を初めて行った。協議は非公開で行われたが、関係者によると、協会側は電子書籍の海賊版で著作権が侵害された事例を説明。「明白な著作権侵害物を配信することは、違法行為のほう助」などと主張し、アップルに対応を求めた。協議は継続するという。問題は昨年11月に発覚。村上さんや東野圭吾さんのベストセラー小説の日本語版や中国語版が著者に無断でアップストアで販売されていた。同協会など出版関連4団体は先月、同社への抗議声明を発表。防止策構築のための協議を求めていた。(スポーツ報知 2011年1月14日)