メディアは強行採決と・・・ | 吉富町の「さだお」

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出来事を中心にきままに書いております。

強行採決


と、現在の国会決議に
対してメディアが良く
使っています。


しかし
「何処が強行」
なんでしょうか?


国会の手続きでの
採決は法の下です。


確かに、参院で否決された
議案を再度衆院に戻して可決。


この場合は疑問ありますが、
これも法の下です。


これよりも疑問なのは、
地方議会で否決された
議案を首長が
「納得出来ないっ!」

と、再議として再度同一議案を
提出する事の方が問題では?


住民代表として付託された
議員らが過半数の採決で
決定した事を
「納得出来ない!」と???


昨年、我が吉富町で起きた珍事?
でした。


これも、本来の議案(予算案)を
修正した上で可決した内容に
対してだったので、事なきを得ました。


この再議と言う行為に対しては、
議会の過半数では無く、3分の2の
賛成が必要と、グッとハードルが
上がるので現実では、再度否決や
再度審議をする事が不可能に
近くなります。


これが、地方首長における
「強行権」と言われる行為です。


この時は「修正」と言う
「ひと手間」を行っていた
ので「修正案」に対する
再議となりました。


これには3分の2の反対が
足りずに、一旦は廃案となり
原案(元の予算案)が復活して
の採決ですが、再議権は先の
「修正案」にのみ適用なので、
この原案は通常の採決として
仕方がなく、過半数で否決して
廃案と終わりました。


大変判り難いですね・・・


今回の再議の仕組み

原案A議会から内容を修正され
     過半数賛成にてBとなる。


B案
=首長が納得出来ないと再議決定。
     B案は3分の2(7人)の賛成者が
     足りずに否決廃案にて原案Aに戻る


原案Aとして再度審議反対者過半数
(この場合は、通常採決なので5人)
が否決して、こちらも廃案と終わる。


これ、もし修正を行って居なかったら・・・
原案A議会が否決
首長が納得出来ないと再議決定。
3分の2(7人)の反対者が足りずに
廃案が復活されて可決決定だった?


これこそ「強行採決」では無いですかね?

そもそも
「住民付託を受けた議会が
  過半数で採決した結果」
に対し
「納得出来ないから再議!」とは?

ワガママ?独裁者?支配者?