① 庁舎をフォーユー会館と他の施設に分散移転で経費削減 | 吉富町の「さだお」

吉富町の「さだお」

九州一小さな町、吉富町での
出来事を中心にきままに書いております。

何故こんな事を言うか?


理由は簡単明快です。


役所と言うのは住民の最も大事な場所。


起きて欲しく無いけど可能性を絶対に

考えて対処をしておくのが危機管理。


災害が起きた際に一番最初に行う事は

警察でも消防でも自衛隊でも住民安否。


この住民安否確認には住民台帳が必要。

そして現地対策本部も必要。

これらは全て役所にあるのです。


この役所が老朽化しています。

耐震構造も満たしていません。

紙台帳や帳票類が年々増えて行き

今では役所全体が書庫になって動く場所も

ありません、災害起きればどうなるか?


考える以前の状況なのです・・・


けして職員の待遇改善とかの話では

ありません。笑


今災害起きれば住民安否より先に

役所を助ける事なのかも?汗


皆で職員助けたり紙台帳を探し回ったり

掘ったりしている間に一刻を争う住民が

どうなるのだろうか?考える以前です。


おまけに今の役所のスペースでは

個人的に相談をする場所はありません。

人に聞かれたくない事案も皆の居る前で

話をする事になります。


知り合いがDV被害にあった際に相談

行きましたが絶対に人に聞かれては

個人の生命に関わる事案なのに回りに

人は一杯!秘密保持など無理です。

これはどうしても生活困窮に陥った方が

生活保護とか相談に行きたくても恥ずか

しくて出来る環境ではありません。


だからスペース確保なのです。


元々は旧新吉富と旧太平との合併構想

が合った際に旧東高校跡地に新役所建築

となっていましたが合併解消になってから

立ち消えしてしまった案件なのです。


しかし今の吉富に新庁舎建設など財政的

に無理です、だから今ある他の施設を

有効活用しましょう!との話なんです。


現在の役所の町長・総務部門を

フォーユー会館ロビーに開かれた

町政として移動。

企画財政課・住民課・税務課・

会計課・教育課(現状維持)

フォーユー会館事務棟に移動。


※今は会議など貸し出ししている

が殆ど使用されていない無駄。


産業建設課・上下水道課

老人福祉センターに移動。


健康福祉課をあいあいセンターに

各分散移転。


メリット:庁舎新設に比べて予算

的に圧倒的安く済み、住民利用も

最低限の移動範囲で行える。


役所の災害対応力が格段に上がり、

事務効率も良くなる。

生活保護やDV被害・納税類の遅

・住民相談全般のプライバシーも

守れる。


デメリット:住民が訪問する場所

が判り難く移動の手間が生まれる。

行政内の手渡し書類運搬や人的

移動に時間と手間が掛かる


しかし必要な事だと考えます。