この日の早朝は カラスや野鳥ではなくおじいさんの 怒鳴り声で 目覚めた
まったく あさっぱらから 迷惑だなぁと ベランダに出て ふと下を見たら
おじいさんが 道ベタに横たわり 亀のように頭だけもたげて 叫んでいた
その横には 中型犬が じっと
おじいさんを 見つめていた
犬の散歩中に 車に接触したのか❓
どこ見てたんだー‼️‼️‼️
と 力の限り 何回も何回も 叫びまくっていたから どうやら命には別状は なさそうだった
おじいさんの目の前には 加害者らしき男性が
119に 電話したようで 救急隊の 質問に落ち着いた声で 答えていた
はい! 場所は ⚪️⚪️です!
はい! 男性です!
年齢は…… 年齢ですか?
クッと睨みつけながら
口角泡飛ばし 大声で ののしりまくる じいさんを その男性は ちらっと見おろした
さすがに 何歳ですか? とは 聞けなかったのだろう
年齢は……わかりません❗️と 答えていた
救急隊に
年はわかりませんが 口が達者なエネルギー半端ない老人です!
とは 言えなかったようだ
その老人は たぶん 20分くらいは 一定のボルテージで 怒鳴り続けていた。
トム曰く
たぶん 車には当たってないよ〜〜
車にびっくりして そのじいさんが勝手に転んだんだと思うよ
トムは 独自の見解で
自信たっぷりに 答えていた
真実は如何に
その後 両者 無事に円満解決しただろうか
ご老人も 骨折もなく ただの打ち身でありますように
この辺は 事故ポイントも あちらこちらにあり 気が抜けないが
変人ポイントも ある
深夜のマクドナルド
温水もどきの旦那 トムと 小腹が空いたので
久しぶりに マクドナルドへ行った
ドアを開けると 真正面に 西太后のように堂々と 椅子に座り おまけに目も座ったおばさんからウェルカム
顔は 洞窟で 断食して 一ヶ月ぶりに シャバに出た 岡本夏生のような顔をしていた
瞬きもせず ひたすら 一点を見つめ 険しい顔で 喋り続けていた
かかわりたくなかったので 離れた席へ。
どうやら 岡本夏生は 注文せずに 席に座り
毒演会をしていたようだ
スタッフが ザワザワしていた
昨夜も夜中に来て 何も頼まずに居座っていたらしい
スタッフのひとりが 意を決して
何か注文するように
説得にいったが もちろん無駄足に終わり
ため息つきながら カウンターに戻ってきた
岡本夏生を 撤退させるには
美輪明宏 美川憲一 マツコ のような
強力なパワーが 必要だ。
あっ
毒を以て毒を制する で 岡本夏生を
派遣するのもいいかも
おっと 本物の岡本夏生さんは 毒ではなかった (本物の岡本夏生は好き
最近 どうしてるのだろう?)
とにかく 箸にも棒にもかからない岡本夏生は 微動だにせず 独り言の呪文を 唱え続け もはや マクドナルドのBGMと化していた。
まったく 耳障りなBGMだ。
我々が先に店を出たから そのあとの結末はわからない
たぶん 自主退去まで 放置プレイだったかもんたつお
ミスタードーナツも 変人が 集いやすい
つい最近 カウンターで ドーナツ食べていたら 隣に パーフェクトな登山の格好をした 体格の良いおじさんが 座った
腕には 高級そうな 時計
靴もしっかりした登山靴
だが なんか 様子がおかしい
これは 早く食べて退散したほうが いいぞ
わたしのアンテナが そうキャッチした
大当たり。
おじさん まるでそばにいる誰かとしゃべってるかのような独り言を 繰り出した。とめどなく。
せっかく のんびりしようとおもったのに
気が散ってしかたない
口にドーナツや パイを 押し込み 紅茶も流し込み
そそくさと退散
せっかくの まったりタイム
もつたいない
でも いったい どこの山に登るのか ちょびっと お尋ねしたかった
それを聞くのは 関の山か?
トムが 昔 働いていたお店には 通称
ニコニコおばさんが いたそうな。
お店に来ては ニコニコしながら
お店のものに 指をさし ソプラノ声で
これ もらっていーい❓ と 必ず聞いてきたとか。
ニコニコおばさんは 元校長先生だったらしい
わたしも 人のことばかりは 言えない
いつ 脳がギアチェンジして そうなるかわからない
わたしの場合は チビ子に オリジナルな怖い話しを 毎朝毎晩 四年近く 電話で 話してあげていた
だから きっと 小さい子を みつけたら
怖い話ししてあげようか〜〜? って
近寄りそうだ
わたしの好きな話しで 職場の仲間のおじいさまは 徘徊しては 町内放送の世話になっていた
ある日 缶ビールを 抱えて さまよっていたら 町内放送で 自分の名前が 呼びかけられていた
おっ! オレの名前じゃん
と 気がついたらしいが スルーして
ひたすら 遠くへ遠くへと 歩き続け
缶ビールを飲み干し 座り込んでいるところを 無事保護された
あれ? これは 前も記事に書いたかな?
まっ いいや
もし 長生きできたらなら
愉快なおばあちゃんが 目標だ
毎回 お世話になっている整体の先生のおうちに 素敵な絵手紙が。
90歳のおばあさまが せっせと 描いては
送ってくれるらしい
びっしり小さな字で 手紙も書いていた
戦時中 シベリアでご苦労されたり
亭主関白で縛られたおばあさま
今は バスツアーに参加したり 夜中に絵手紙を 描いたりと 一人暮らしをエンジョイされている可愛いおばあさまだそうだ。
星も雲も太陽もない空
答えは
うわの空
あさ 目覚めたときに 思いついた
いろーんなことで
ストレスたまっていたが
わたし まだ 大丈夫だな