いつも敵方の鳶の皆さんばかりのご紹介になってしまっていましたが、

今回は私の味方、相撲取りのお二人をご紹介させていただきます。

私の右側が、中村蝶十郎さんで、又五郎さんのご一門です。

左側が、中村梅蔵さんで、梅玉さんのご一門です。

「め組の喧嘩」の幕開け、ご贔屓さんとの宴席のシーンから、私と一緒に出ております。

その席で、酔った二人が騒いで、隣の座敷との境の障子を倒してしまった事が、

いざこざの発端になり、物語は、『鳶』対『相撲取り』の、命懸けの喧嘩へと展開します。






昨日、明星学園の椿組の同級生たちが芝居を観に来てくれました。

私は戦争中、長野の宮田村という所に疎開していたのですが、

終戦後に、吉祥寺の平山博物館の裏の家に移り住み、明星学園に入学致しましたので、

もう数えるのも気が遠くなる程、長年のお付き合いをさせていただいております。

ありがたい事に、地方の時も含め、毎月みんなで連れ立って、観に来てくれます。




同級生のみんなから、楽屋暖簾をプレゼントしていただきました。

左下に贈り主の名前が入るのですが、本来「椿組有志より」と書くところ、

椿の花の絵になっているところが、さり気なくて、洒落ていますね。




さて、それでは、これより「夕顔棚」のDVDを見ながら、

本日の稽古の復習を致しますので、今宵はこれにて失礼させていただきますね。





追伸



おかげ様で、桃太郎は日に日に元気になっており、

手術の際に剃られた体の左側の毛も、少しずつ伸びて参りました。

楽しくてテンションが上がると、家中を勢い良く駆け回るので、

「きゃー、まだ走っちゃダメよー。」と、カミサンが嬉しそうに、注意しています。




桃太郎  「皆ちゃまー、おやすみなさーい!」





桜次郎  「皆ちゃまー、僕もおやすみなさーい!」