本日は、『第71回 花道会歌舞伎セミナー』ということで、
歌舞伎座のお食事処【花篭】にて3時より45分程でしたが、
花道会代表の塚田圭一さんとトークショーをさせていただきました。
お客さまは100人ほどいらしてくださっていたそうです。
本日はその内容を、うちの加藤さんがまとめてくれましたので、ご紹介させていただきますね。
加藤さんとは、私に付いて、楽屋での身の回りの事など、すべての世話をしてくれる、
私が常日頃から頼りにしている女性です。
私が「加藤さーん。」と、呼ぶと、サッと忍者のように目の前に現れてくれます。
楽屋でのブログ用の写真も、いつも加藤さんの撮影です。
それでは、加藤レポートです。
Q 私服について
A あまり地味にならないように、似合わないかなと思う色の物も冒険しています。
Q 「賀の祝」白太夫について
A 私が休むと弥十郎さんや歌六さんに迷惑がかかるので出ております 。
Q 好きな役は
A 体格・声柄から敵役でしょうね。
自惚れですが、敵役は自分のものだと思っているし、そう思われているのが嬉しいです 。
Q ブログについて
A アナログ人間なのに、どうにかやっております 。
Q 本・電子書籍について
A そもそも人様に悩みを相談をされる人間ではありませんので… 。
本当は作家志望なので、小説を書いて出版社に持って行っているんですけど、
なかなかOKがでないんですよ。
Q 趣味 パチンコ・麻雀について
A パチンコは大海原で釣りをするようなもので、いつ当たりがくるかわからないところが好き。
麻雀はお金に執着心がないから、どんどん出してしまうんですよね。カモですね。
Q 教えを受けた先輩役者さんについて
A 紀尾井町の小父さんには「役者辞めちまえ。」とまで怒られたこともあります。
求女をやったのは、梅幸の小父さんに「何でもやった方がいい」と言われまして(照)… 。
坂東の小父さんは厳しい方でしたが、芸事に厳しいのは当たり前で、普段は優しい方でした 。
神谷町のお兄さんには、「ただフラフラと芝居に出ていてはダメだ。」と 言われましたね。
劇団ではない他の座組、成駒屋のお兄さんと出させていただくようになってから、
自ら進んで、「今日はいかがでしたか?」と聞きに行かないと先にいかれないと気が付かされました。
劇団内では、聞きに行かなくても、先輩方はよってたかって言ってくれていましたから …。
Q お父さまについて
A 松緑の小父さん・坂東の小父さん・梅幸の小父さん…より年上なのに、
一歩も二歩も下がって支えていたように思います。
怒った姿を見た事がなく、私が若い頃、警察の厄介になった時ですら、怒らなかった です。
「和」という言葉が好きなのですが、これは親父の姿を見てきたからかもしれないですね。
聞き手の塚田さんが、著書「夢を見ない、悩まない」を、いい加減なようで、
けっしていい加減ではなく、心を打つものがあるとおっしゃってくださいました 。
終了後、本を買って下さった方もいらしたようです 。
笑いの絶えない楽しい会でした。
以上、です。
本当は、加藤さんには、話した内容を簡単にメモしておいてと頼んだのですが、
あまりにもキチンと書いてメールで送ってくれましたので、そのまま写してしまいました。
本日のように、お客さまのすぐ近くで、お顔を拝見しながら、
お話しが出来る機会は、私にとりましても、とても嬉しく楽しいひと時でした。
桃太郎への御守りを送ってくださった方が、お二人いらっしゃいました。
偶然にも名古屋市西区にあります、伊奴神社というところのものです。
温かな思いやりが心に染み入り、本当にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです。
大切にさせていただきます。
皆さまのおかげで、桃太郎は本日も元気に楽しく過ごしておりました。
いとこのぐーちゃんが家に遊びに来てくれて、桜次郎と大喜びしていたようです。
近くの晴海埠頭公園にお散歩に行ったそうです。